2017年12月15日金曜日

水彩画の技法

水彩画には大きく分けて2通りあります。

ひとつは透明水彩です。皆さんが小学校以来やってきた描き方だと思います。それに対してもうひとつは不透明水彩です。こちらのことをグワッシュともいいます。

透明水彩は、絵の具を重ねると、最初にぬったほうの色が透けて見えます。

これに対して不透明水彩では、下にぬった色は見えなくなり、重ねて色をのせていくことができます。

アクリル絵の具やポスターカラーは適切な濃さでぬっていくと、不透明水彩として、乾かしながら重ね塗りしていくことができます。特にアクリル絵の具はいったん乾くと水に溶けなくなるので、重ね塗りが必要なときにはこちらがよいです。

重色
水彩絵の具は乾かしながら普通は塗っていくと色がにじみません。この塗り方を重色といいます。絵の具の濃淡を変えて重ねることができます。さらに地の色を変えると色みが変化します。

混色
もともと絵の具のチューブに入っている絵の具を混ぜて使うことを混色といいます。混色することで、中間色にあたる色を作り出すことができます。混ぜる比率を変えることで、その中間色の色みを変えることができます。

ただし、あまりに多くの色を混ぜると彩度が低下してしまいます。彩度を落としたくないときには点描で描く方法もあります。

水彩画の技法

点描
様々な色の点で絵を描いていく描法を点描といいます。

ドライブラシ
乾いた筆に、濃い絵の具をつけて、紙の上でかすれさせて描く描法をドライブラシといいます。

ぼかし
絵の具を紙に置きます。その絵の具が乾かないうちに、水をつけた別の筆でそのそばをなぞると、色の濃淡のグラデーションをつくることができます。これをぼかしといいます。

にじみ
紙に水か絵の具を置きます。それが乾かないうちに、べつの筆に違う色(濃さ)の絵の具でそばをなぞります。すると色が混ざり合う模様が生じます。これをにじみといいます。

洗い出し
いったん紙に絵の具を置いた後、水を含ませた筆や布などで絵の具をすくい取ります。これを洗い出しといいます。

時間のある人はいわさきちひろの描いた作品をごらんになると卓越した水彩の表現の素晴らしさを楽しむことができます。



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2017年12月14日木曜日

構成美の要素 練習問題3

構成美の要素についての練習問題です。

1.次の構成の要素とは何か答えよう。

(1)構成する要素のかたちや色が、同じものが繰り返されている中で、ある部分だけに、目を引く色やかたち、線などが存在することで、全体が引き締まって見えるようになります。たとえば、ポスター、広告、団体のロゴマークなどにみられます。

(2)構成する要素のかたちや色が、同じものが繰り返されている中で、色やかたち、線などが躍動して見えたり、美しい模様として感じられる構成の要素です。たとえば、着物や服、壁紙などの模様に見られます。

(3)連続的に形や、点、面などが変化します。濃淡や色調が変化する場合もあります。そうした連続性の中に美を見出すことができます。本の装丁や包み紙などにみられることもあります。

(4)例えば、左右対称に同じデザインが使われていることで、つり合いが見られ、安定感が得られることがあります。建物の外観や乗り物を正面から見たとき、日用品などにそうしたデザインのものが多いです。使いやすさや扱いやすさにつながると考えれらます。上下に対称になったり、点対称になったりするデザインも含まれます。

(5)大きさの違う2つのキャラクターをならべたデザインをすると、どこかその両者に親しみや親近感があるように感じます。このように比率を変えてデザインする構成があります。



答え (1)アクセント (2)リピテーション (3)グラデーション (4)シンメトリー (5)プロポーション


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2017年12月13日水曜日

工芸品の練習問題

工芸品の材料についての練習問題です。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )に選択肢のあるときには適当な方を選ぼう。

日常の生活に必要な使いやすさや美しさを兼ね備えた道具を( ① )品といいます。

工芸品を作る際には材料を選ぶ必要があります。材料には、木、紙、金属、土、ガラスなどがあります。

こうした材料の中から目的の品に適した材質のものを選びます。

例えば曲げたり、(②編んだり 伸ばしたり)するには、糸、ひも、竹、籐(とう)などが線材として使えます。

曲げたり、折ったり、切ったりする細工を行うには、金属の板や( ③ )などが面材として適合します。

削ったり、組み合わせたりするには、( ④ )や石などの塊材がうってつけです。

それではそれぞれの材料ごとの特性について説明します。

木は、手になじみ、(⑤温かみ 冷たさ)があります。様々な加工がほかの材料と比較して容易です。ただし、木目があるので細工する際に注意が必要になります。

金属は、(⑥温かく 冷たく)硬いです。しかし丈夫です。展性や延性といった性質を持ち、たたいたり伸ばしたりする細工に向きます。ほかの材料と比較すると加工しにくいです。

紙は、(⑦やわらか 固い)です。曲げる、折る、編むなどさまざまな加工が容易です。ただし水にぬれると変形したり、燃えやすかったりするなどの性質があります。

土は、かたちを作ることが( ⑧ )です。いったん形をつくり、乾燥させるとその形を維持します。高い温度を加えると、とても丈夫で変形しなくなります。

ガラスは、かたいですが、高い温度で溶かすことができ、その状態ならばさまざまな形状に加工できます。そして冷えるとその形を維持できます。落としたりたたいたりすると( ⑨ )欠点があります。光を通すことができます。


答え ①工芸 ②編んだり ③紙 ④土 ⑤温かみ ⑥冷たく ⑦やわらか ⑧容易(簡単)⑨もろい