2016年1月12日火曜日

木で作る工芸品

木を使って自分のお気に入りの品物をつくってみましょう。木は切ったり彫ったりすることで自分の気に入った形を作ることができます。
コスモス

木には木目の模様や木肌のもつあたたかさなど他の素材にはない良さがあります。その特長を生かして作りましょう。

のこぎりを使うときはしっかり固定して切りはじめは、親指などを当ててのこ身をゆっくり引いて、のこ道がつくようにします。自分の顔、のこぎりののこ身、引込み線が直線に並ぶような姿勢をとることがのこぎりを使ってまっすぐ切るコツです。

日本ののこぎりは、引くときに切ることができます。のこ身全体をしっかり引いて切るようにします。

糸のこを使うときには、糸のこ刃は下向きにつけます。しっかり固定するようにします。電動糸のこ盤を初めて使うときは、必ず使える人についてもらいましょう。

板をしっかり押さえて、刃に力がかかり過ぎないようにゆっくりと切っていきます。こまかなところは、糸のこよりも木工用のやすりを使ったり、紙やすりで削ったりしてもいいです。また、小刀やのみで削ったりもします。小刀やのみを使う場合には、作業する場の目の前に人がいないことを確かめて使います。

接着が必要な場合には木工ボンドを使い、接着したあともしばらくしっかり動かないように固定しておきます。よりしっかり固定したい場合にはほぞを作ったり、釘を打ったりして固定します。

木は角をけずったり、やすりをかけたりして丸めることで、手触りがよりよくなります。このように素地磨きをして、仕上げに塗装をするとできあがりです。
素地磨きは100番以上の紙やすりをだんだん細かいものに変えながら磨いていくといいです。

塗装にはラッカーやニスなどを使います。最近は水性の木工用のニスもあり使いやすいです。また、木製のサラダ用のフォークやスプーンなどのばあいには、サラダ油などの油を使って、布や皮などで磨くこともできます。木製の食器の場合には水性のウレタンニスなどもあります。

幼児が使う木のおもちゃなどの場合には、口に入れたりしがちですので、素地磨きだけで十分です。特に木のささくれなどが残らないように仕上げないといけません。磨くときや細かい作業をする際には、万力やクランプなどで固定して作業するとやりやすいです。


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