2016年2月11日木曜日

日本の美術(後半)の練習問題

室町時代以降の美術についての練習問題です。試験などで利用してください。

問1.次の文は室町時代から安土桃山時代の日本の美術に関する文です。( )に適語を入れよう。

室町時代の美術には、当時日本に伝わってきた( ① )宗の影響があります。( ② )の描いた( ③ )画は中国に学び、独自の境地にまで至った画風です。中でも秋冬山水図が有名です。

建築では足利義満が建てた( ④ )文化の鹿苑寺( ⑤ )があげられます。足利( ⑥ )の建てた慈照寺( ⑦ )は東山文化を代表する( ⑧ )造の建築です。①宗様の様式も有します。こうした様式は今の日本の和風建築にも連綿と受け継がれています。

桃山時代には、武家と豪商の絢爛豪華な様式がもてはやされました。絵画は( ⑨ )画が描かれました。( ⑩ )の描いた松林図屏風は屏風絵として描かれました。建築では天守閣をもつ城郭建築が発達しました。姫路城は城の全域が残る最大のものです。

答え ①禅 ②雪舟 ③水墨 ④北山 ⑤金閣 ⑥義政 ⑦銀閣 ⑧書院 ⑨障壁 ⑩長谷川等伯

問2.次の文は江戸時代から明治時代の日本の美術に関する文です。( )に適語を入れよう。

江戸時代には、
(1)( ① )文化…大阪の商人や町人を中心にした上方文化
(2)( ② )文化…江戸の町人を中心にしたしゃれやこっけいを楽しむ文化
に時期によって分けられます。

元禄期に菱川師宣をはじめとして( ③ )絵が描かれるようになり、化政期になるとこの③絵は、版画として多く刷れるようになり庶民に広がります。喜多川歌麿(( ④ )画)、東洲斎( ⑤ )(役者絵)、安藤広重、葛飾( ⑥ )(富嶽三十六景)など、のちの西洋の印象派以降の画家たちにも大きな影響を与える作品を残しました。

絵画では狩野派の狩野( ⑦ )(御用絵師)、俵屋宗達の( ⑧ )図屏風、尾形( ⑨ )が知られます。円山( ⑩ )(円山四条派)、与謝蕪村(文人画)、建築では桂離宮や二条城が有名です。

明治期以降の美術
西洋美術が流入し油絵の技法が広まります。そして日本の美術が( ⑪ )や岡倉天心などによって見直され復興します。

横山( ⑫ )、橋本雅邦、狩野( ⑬ )などの日本画家や、高橋由一、黒田( ⑭ )、岸田劉生などの洋画家が活躍しました。彫刻では高村( ⑮ )などが知られています。

答え ①元禄 ②化政 ③浮世 ④美人 ⑤写楽 ⑥北斎 ⑦探幽 ⑧風神雷神 ⑨光琳 ⑩応挙 ⑪フェノロサ ⑫大観 ⑬芳崖 ⑭清輝 ⑮光雲


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