2016年10月25日火曜日

20世紀の美術

ゴッホやゴーギャンなどの時代を経て時代は20世紀となります。

主な美術の動き


19世紀の末からアールウーヴォーの時代になります。印象派のあとは色や形はより自由に広がりを示すようになってきます。

絵の世界は画家の心の中に思い描いたものを表現する要素が中心となってきます。自分が感じたものを絵として表現するために、自由に形を変えたり、自然とは違う色を示したりもするようなります。こうした動きが世界に広がります。アール・ヌーヴォーと呼ばれる芸術運動です。花や植物・動物などの形などをモチーフにしたデザインや装飾などが好まれました。

それとはべつに、新しい動きとして美術の常識を打ち破る動きが起こりました。アンリ・マチスのフォービズム(野獣派)やジョルジュ・ブラックやピカソなどのキュビズムもそういった流れの中の美術です。

そしてキュビズムはもはや自然の形状を示すことから離れて、抽象芸術、そしてシュールレアリズムへとつながっていきます。

さらに現状の芸術の枠を打ち壊すという意味合いのあるダダイズムなどが起こります。

戦後の芸術は作家の意図や考え方などが重要とされるようになりました。芸術の価値観が変わりました。作家の込めたものを感じ取ったり、興味深い形をおもしろがったりする芸術がはじまりました。

ジャクソン・ポロックは、絵の具をたらして描いて偶然に生まれる面白さをキャンバスに表現しました。これをアクションペインティングといいます。

それからマルセル・デュシャンはただ便器を置いただけの「泉」という作品で人々を驚かせ、注目を集めました。

またアンディー・ウォーホルはスープ缶をいくつも画面に並べた作品を作りました。誰もが知っている既製品に表現を加えることで社会の一面を表そうと試みました。これをポップ・アートといいます。


2016年10月22日土曜日

イラストや漫画の表現

イラストや漫画は今や日本を代表する文化の一つとなりました。世界中でにほんの漫画やアニメが読まれたり、親しまれたりしています。

その一方で、イラストレーションの表現は、自分が表したい内容を分かりやすく表現することができます。言葉がなくても多くの人にその内容を伝えることができます。

そして、これらの表現は、楽しいものが多いです。表現の方法に固い決まりなどはありません。

自由に独自の表現でその世界観や独特の雰囲気を醸し出すこともできます。

それらの表現には、誇張(強調)、擬人化、省略、コマ割り、擬音語、色調や配色での工夫がみられます。それらの表現をうまく使うことで伝えたいことをより伝えやすくする効果があります。


自分のアイデアをうまく活かして効果的に表現するには、どんな手法がふさわしいか、考えて描くのはとても楽しいことです。

2016年10月19日水曜日

静物画について

静物画とはおもに室内にさまざまなモチーフ(題材)となるものを組み合わせて、それらを適切な構図になるような配置として描きます。

この際に絵として安定感のある構図になるようにモチーフを配置するようにします。

ものを置いていくだけでは変化が少ないと感じる場合には、その背景に波打った布を置いたり、モチーフ同士を一部重ねて並べたりしてみます。

あまりにも並列に並べるよりも、三角形の構図や偶数個よりも奇数個並べて自然におくようにするほうが絵としてバランスがとれます。

モチーフは光をあてます。その光が当たっている反対側は、逆に暗く、影ができることがあります。その様子から立体感や存在感、材質の感じを表現できます。

また、モチーフを描き手から見る高さも大切です。斜め前から、少しだけ視線がさがるようにすると、立体感を出しやすくできます。


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中学 実技4科 得点UP問題集: 内申書で差がつく (中学得点UP問題集)

2016年10月14日金曜日

金属で作る

金属を材料にして工芸品をつくることができます。

金属には、伸びる延性、うすい板状にできる展性などの性質があります。打ち出しの手法は、これらの性質を利用したものです。

金属の材料にはアルミニウムや銅などがよく用いられます。これらは柔らかいために加工がしやすいです。

金属をたたく手法は鍛金ともいわれます。上の打ち出しの手法はその一つです。

金属を溶かして、前もって作っておいた型に流し込んで作る手法を、鋳金(ちゅうきん)といいます。

さらに、金属の板などに彫刻をする手法を彫金といいます。彫ったところに金や白金などを詰めて美しくする手法を、象嵌(ぞうがん)といいます。

日本には、こうした手法による伝統工芸の技術が各地に伝わっています。
金属を細工する道具には、金切りばさみ、金属用ののこ、直刃(すぐば)や柳刃(やなぎば)、えぐり刃などがあり、それぞれ異なる用途に用います。

直刃は直線部分を切るのに用い、柳刃は、曲線を切るのに使います。えぐり刃は小さく曲線を切るのに有用です。



2016年10月13日木曜日

レタリング

レタリングとはポスターなどの表現の際に文字をデザインすることをいいます。そこで用いる字体には、明朝体とゴシック体がよく用いられています。

明朝体
明朝体は、縦線は太く書きますが、横線は細く書きます。そして横線のと目の部分にはうろこと呼ばれる三角形の山型がつきます。このかたちはちょうど習字を書くときのとめの形に似ています。

はねにも特徴があります。跳ねる部分や払いの部分には注意が必要です。

ゴシック体
ゴシック体は、縦線も横線もほぼ同じ太さで書きます。こちらは新聞の見出しなど目立たせたい場合によく用います。明朝体と違い、横線の右側にはうろこはつきません。

ただし、いくつか注意するところがあります。たとえば「口」、「日」などの縦線の下部分は少し出して書きます。それからはらいは独特の形になります。

レタリングをするときには、まず文字の配置を決め、文字を入れる四角の枠を配置します。漢字に比べてかなは少しだけ小さくします。

それから手書きで骨組みを描き、それに肉付けしていきます。この段階で明朝体とゴシック体で違ってきます。画数が多い字は細めに肉を付けます。


それから絵の具などの画材で、枠から内側に塗っていきます。

2016年10月11日火曜日

絵を描く道具練習問題

絵を描くには様々な用具があります。今日はおもな筆やペンについての練習問題です。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢のある場合には正しいほうを選んで入れよう。

鉛筆
まず、デッサンやクロッキーを行うとすれば鉛筆を使うことが多いと考えます。(①2B~4B 2H~4H)ぐらいのやわらかめの鉛筆がデッサンには向いています。

消す際にはプラスチック製の消しゴムや練りゴムを使います。練りゴムとは形が変えられる消しゴムです。デッサンと言えば、本格的には木炭(木を蒸し焼きにして炭にしたもの)で描くことがあります。そして消す際にはパンの白い部分を使うこともあります。鉛筆で黒く描いた後を消しゴムでとると、(②明る 暗)い部分を表現することができます。

鉛筆で描く際には、クロッキーの場合には短時間(数分~数10分間)で描きますからあまり(③大まか 細か)な形にはこだわらず、大胆に描くようにします。その際に鉛筆を(④習字 水彩)筆をもつようにして描きます。

鉛筆は太さや濃さを自由に変えることができますので、様々なスケッチに用いることができます。色の(⑤濃淡 タッチ)や調子、物の材質感なども表すことができます。

ペン
ペンは細書き用のペンをよく用います。消すことはできませんから、鉛筆以上に思い切って描くようにします。影の部分や暗い部分には(⑥糸 斜線)を引くなどして濃淡で表します。(⑦柔らかい 硬い)感じの細い線になります。

材質として竹や木を使った( ⑧ )ペンや割りばしペンなどもあります。その場合にはインクをつけながら描きます。

パステル
幼稚園や小学校でよく使った(⑨クレヨン 墨)は、油などで顔料を練って固めて使いやすくしたものです。それに対してパステルは顔料に少量だけアラビアゴムを加えてあります。したがって、パステルは紙にのせても鮮明な色がそのままのります。しかし、剥落しやすいので定着させる必要があります。紙の上で重ねたり、塗ったり、ゆびでこすったりすることが可能です。

独特な味のある線が得られます。

習字用の筆や水彩用の筆だけで、絵を描くことができます。水をしみこませてにじませたり、ぼかしたりさまざまな技法を使うことで、思いがけない効果を得ることができます。慣れてくるとあらかじめ、予想されたようににじませたりぼかしたりすることができるようになります。

濃淡や太さを自由に変えることができます。一般に(⑩やわらかい 硬い)線が得られます。

答え ①2B~4B ②明る ③細か ④水彩 ⑤濃淡 ⑥斜線 ⑦硬い ⑧竹 ⑨クレヨン ⑩やわらかい

2016年10月7日金曜日

イラストについて

言葉だけよりも絵や図を取り入れると、より効果的に考えや意図していることを人に伝えることができます。

そうやってとりいれた絵や図をイラストレーションといいます。イラストにはさまざまなものがあります。描き方や表現には、様々な技法が使われます。

これまで美術で習ってきたモダンテクニックやレタリング、構成美の要素などをとり入れて、目的にかなうイラストレーションにしてみましょう。

たとえば、本の表紙には多くの場合、さし絵があります。そこには様々なイラストレーションが描かれています。

本の場合には、その本に書かれた内容に関係するイラストレーションが使われることがあります。本をとる人が表紙でその本の内容に興味を示すことにつながります。

また、デパートの包装紙や手提げ袋なども様々なデザインのものがあります。中に入っている商品を引き立てる役割とともに、その商品を売る店のイメージを伝える役割もあります。

よくできたイラストレーションやデザインはその店のイメージや印象を引き立てる効果をもちます。


同じイラストレーションの対象でも表現法(技法、配色、画材、形のとり方など)によって、様々な表し方ができます。

2016年10月5日水曜日

鉛筆で素描

鉛筆で物の形や質感を表現できるように素描の説明をします。

身の回りには様々な色や形、材質のものがあります。それぞれを素描して書き分けることができます。

それには鉛筆による様々な描法を知っておく必要があります。

(1)明暗の調子
明暗の調子はまずは画面の中で最も明るいところを探します。そこを一番あかるいところとしたら、次は最も暗いところを探し出します。この2ヶ所についてはみつけることができます。

そして今度はその中間の明るさのところ、そして次に明るいところ、次に暗いところと5段階ぐらいで表してみましょう。

5段階でも相当に明暗の調子を段階的に現していることになります。じつはこの段階をいくつ細かく描き分けることができるか、練習によって、それを自然に明暗の違いとして表現できるようになってくるといいです。

(2)形を捉える
透視図法を使って遠近法を正確に描くと自然に安定感を持ってみることができます。見る視点の高さによって三次元の物体の形は2次元の紙の上では違って見えてきます。

それでもそれぞれの物体はある形状をもっています。円筒形のものや円錐のようなものなど簡単な形に置き換えて画面に置き、詳細については後から修正するようにします。まずはこうして大まかな形をダイナミックに捉えることが大事です。

(3)立体として捉える
先ほど明暗を捉えることができるようになれば、(1)と(2)のことを組み合わせて様々な立体を表現することができるようになります。単一の光源であれば、その光が強く当たっている面の反対側の場所はもっとも暗くなるはずです。

球であっても、最初にもっとも明るいところと暗いところをみつけてそれから中間の調子をとるように描いていくと立体感を表現できます。慣れないうちは、球面では難しいので、平面の組み合わせと考えて分割して明暗の調子を入れてみるといいです。

(4)質感を捉える
ものは様々な材質のものでできています。またその表面の様子や、透明かどうか、反射はどうかなど、その質はさまざまです。

注意深く観察して、その質感のもつ特徴をつかみましょう。たとえば金属のきらりとした感じは、明るい点を入れると表現できるとか、ガラスの透明感は映りこむ周囲の様子を描きこむと表現できるとかです。

最初のうちはくしゃくしゃにした紙ですとか、布、ガラス、野菜や果物などで練習するといいです。それぞれのものが持つ質感をどうやったら表現できるか、試行錯誤して自分の技術にしていきましょう。



クロッキー練習問題

クロッキーについての練習問題です。

問1.クロッキーについての次の文の( )に最も適する語句を入れよう。( )内に選択肢があるときには正しいものを選ぼう。


人物のクロッキーをするときは例えば10分間ポーズをしてもらって、そのポーズの(①おおまかな 細かな)特徴をつかむ練習をします。細部は気にせず、人体を大つかみにした形の特徴をつかんで描きます。


コツとしては頭の大きさを決めたら、そのほぼ(②10~12 5~6)こ分の体の部分があります。したがって頭を(③小さく 大きく)描きすぎると全身を紙の中に収めることができません。


形がとりにくいときは、まず頭からちょうど(④ぼうし 布)をかぶったように線をとります。その中に人物がいるようなイメージです。布が当たっている部分は飛び出ている部分です。


頭のてっぺん、肩、腕の一部などが布が当たる、つまり飛び出ている部分です。 それから腕の長さは両腕を横に広げた長さがほぼその人の(⑤足 身長)と同じ長さです。


こういった体の各パーツの長さをつかんで知っておくと便利です。 目や鼻などはその位置だけで、細かな部分はクロッキーでは描きません。


続けて練習していると、徐々に人物を(⑥かたまり 部分)で捉えることができるようになってきます。 そうなると時間を短くしていき、35分ぐらいで同じものが描けるようになってきます。


答え ①おおまかな ②5~6 ③大きく ④布 ⑤身長 ⑥かたまり 
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絵を見に行こう

夏休みです。街に出るのもいいですが、たまには美術館や博物館にいってみるのはどうでしょう。

日本のすごいのはどの都道府県でも基本的に有名な画家やよく知られた作家の作品が常設されている部屋があることです。

したがって皆さんが住んでいる近くの美術館(都道府県立のもの)では、そういった作家の作品を少なからず置いています。

この作品はここにあるのかというような発見もあります。有名な作家だけでなく、その地方に根ざした風土を丹念に追った作家も数多くいます。

そうした作品の中からお気に入りの一品を探すというようなテーマを決めてみると楽しみが増します。それから気の合った少人数の仲間とみるのもいいでしょう。その場で互いに感じたことを言い合えるのもいいです。


見終わると、何かしら元気をもらえますし、気分を新たにすることができます。「よし、明日もがんばろっと。」そう思える場所です。
中学 実技4科 得点UP問題集: 内申書で差がつく (中学得点UP問題集)

2016年10月2日日曜日

紙の加工

昼間は暑いのですが朝晩は涼しくなってきました。

さて、今日は紙でつくる工芸です。紙は軽くて加工がしやすく、様々に加工することができます。

紙の長所をあげてみます。
*曲げたり、巻いたりすると弾力を持たせることができます。
*曲げたり、折ったりすることで強度を持たせることができます。たとえばダンボール紙の内側などがそうです。
*加工の方法がさまざまあります。
*軽いので持ち運びが容易です。

紙の加工

紙を切るだけで、ちぎる、はさみで切る、細かく短冊状にするなど、形状に変化をもたせることができます。

また折り方には、山折りと谷折りがあります。山折りと谷折りを組み合わせるじゃばら折りなどで様々な形状のものをつくることができます。

紙に切込みを入れてから折ると開いたときに飛び出して見える細工を施せます。これによって飛び出して見える絵本や、カードなどを作ることができます。

和紙は繊維が長いので、和紙をちぎったものをはりつけていく張子はお面や玩具などの民具に利用されています。


そのほかにも日本には扇子やうちわ、折り紙、障子やふすま、凧などさまざまな紙を加工した日常生活で利用する紙製品があります。