2016年12月23日金曜日

西洋の美術練習問題3

西洋の美術(18世紀から20世紀初頭)にかけての練習問題をさらにつくりました。

問1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢がある場合には正しいほうを選んで答えよう。

近代の美術は18世紀のフランス革命以降から19世紀のイギリスの産業革命の頃に大きく変化していきました。(①市民 貴族)社会が成立してその社会が発展するにつれて美術も大幅に変化しました。

主にこの時代には美術は、新古典主義、( ② )主義、写実主義の3つにわけることができます。そして今の日本でも愛好する人の多い19世紀末の( ③ )主義へとつながっていきます。そして象徴主義や後期印象主義へと変化していきます。

( ④ )主義
18世紀の後半、フランスを中心に古代への回帰がみられました。とくに古代ギリシャやローマの美術の形式美や写実を重視する風潮がみられました。( ⑤ )の描いた「オダリスク」などがその代表です。

ロマン主義
18世紀末から19世紀にかけて、異国情緒や神秘的なものがヨーロッパを中心に好まれるようになり広まりました。主の画家には「民衆を率いる自由の女神」を描いた( ⑥ )などがいます。

写実主義
実際の世界をありのままに描くことを重視する絵画です。( ⑦ )はその代表的な画家です。「波」などの作品があります。

バルビゾン派
パリの近郊の( ⑧ )村で活動した画家集団です。(⑨牧師 農民)の生活などをありのままに描きました。( ⑩ )の描いた「落穂拾い」が有名です。

印象派
屋外の明るい光を主眼に、周囲の情景を表現しました。( ⑪ )の「睡蓮」や「印象・日の出」、( ⑫ )の描いた「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」などがその作品です。

後期印象派
印象派の画風をさらに個性的に発展させました。( ⑬ )の描いた「ひまわり」、( ⑭ )の描いた「サント・ヴィクトワール山」、ゴーギャン「タヒチの女」などです。

印象派や後期印象派の画家たちに、日本の浮世絵は多大な影響を与えました。これを( ⑮ )といいます。



答え ①市民 ②ロマン ③印象 ④新古典 ⑤アングル ⑥ドラクロワ ⑦クールベ ⑧バルビゾン ⑨農民 ⑩ミレー ⑪モネ ⑫ルノワール ⑬ゴッホ ⑭セザンヌ ⑮ジャポニズム

2016年12月4日日曜日

20世紀の美術練習問題2

20世紀の美術に関して練習問題をさらに作りました。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢のある場合には正しいほうを選んで入れよう。

ゴッホやゴーギャンなどの時代を経て時代は20世紀の美術の世界となります。19世紀の末から(①アールヌーヴォー ロココ)の時代になります。印象派のあとは色や形はより自由に広がりを示すようになってきます。

絵の世界は画家の心の中に思い描いたものを表現する要素が中心となってきます。自分が感じたものを絵として表現するために、自由に形を変えたり、自然とは違う色を示したりもするようなります。こうした動きが世界に広がります。これこそアール・ヌーヴォーとの芸術運動です。花や植物・動物などの形などをモチーフにしたデザインや装飾などが好まれました。

それとはべつに、新しい動きとして美術の常識を打ち破る動きが起こりました。アンリ・マチスの( ② )(野獣派)やジョルジュ・ブラックやピカソなどの( ③ )もそういった流れの中の美術です。

そして③はもはや自然の形状を示すことから離れて、(④抽象 具象)芸術、そしてシュールレアリズムへとつながっていきます。

さらに現状の芸術の枠を打ち壊すという意味合いのある(⑤新古典主義 ダダイズム)などが起こります。

戦後の芸術は作家の意図や考え方などが重要とされるようになりました。芸術の価値観が変わりました。作家の込めたものを感じ取ったり、興味深い形をおもしろがったりする芸術がはじまりました。

ジャクソン・ポロックは、絵の具をたらして描いて偶然に生まれる面白さをキャンバスに表現しました。これを( ⑥ )といいます。

それからマルセル・デュシャンはただ便器を置いただけの「泉」という作品で人々を驚かせ、注目を集めました。

またアンディー・ウォーホルはスープ缶をいくつも画面に並べた作品を作りました。誰もが知っている既製品に表現を加えることで社会の一面を表そうと試みました。これを( ⑦ )といいます。


答え ①アールヌーヴォー ②フォービズム ③キュビズム ④抽象 ⑤ダダイズム ⑥アクションペインティング ⑦ポップ・アート