2017年7月30日日曜日

構成美の要素 練習問題3

構成美の要素についての練習問題です。

1.次の構成の要素とは何か答えよう。

(1)構成する要素のかたちや色が、同じものが繰り返されている中で、ある部分だけに、目を引く色やかたち、線などが存在することで、全体が引き締まって見えるようになります。たとえば、ポスター、広告、団体のロゴマークなどにみられます。

(2)構成する要素のかたちや色が、同じものが繰り返されている中で、色やかたち、線などが躍動して見えたり、美しい模様として感じられる構成の要素です。たとえば、着物や服、壁紙などの模様に見られます。

(3)連続的に形や、点、面などが変化します。濃淡や色調が変化する場合もあります。そうした連続性の中に美を見出すことができます。本の装丁や包み紙などにみられることもあります。

(4)例えば、左右対称に同じデザインが使われていることで、つり合いが見られ、安定感が得られることがあります。建物の外観や乗り物を正面から見たとき、日用品などにそうしたデザインのものが多いです。使いやすさや扱いやすさにつながると考えれらます。上下に対称になったり、点対称になったりするデザインも含まれます。

(5)大きさの違う2つのキャラクターをならべたデザインをすると、どこかその両者に親しみや親近感があるように感じます。このように比率を変えてデザインする構成があります。



答え (1)アクセント (2)リピテーション (3)グラデーション (4)シンメトリー (5)プロポーション


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中学 美術を ひとつひとつわかりやすく。

2017年7月29日土曜日

色についての練習問題2

上とは違う場所を穴埋めにする問題です。

1.次の分の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢があるときは正しい方を入れよう。

色の中で、色みのあるものを( ① )色といいます。それに対して色みのない、灰色や黒、白などを( ② )色といいます。

色の三要素
色には、( ③ )の3つの要素があります。このことを色の三要素といいます。(1)~(3)にまとめます。

(1)彩度とは色の鮮やかさのことです。なかでも灰色の混じっていない純色が最も彩度が(④高い 低い)です。
(2)( ⑤ )とは色あいのことです。有彩色にはこの色みがあります。
(3)明度は色の明るさのことです。

様々な色のグループ
純色に灰色が混ざった色を( ⑥ )色といいます。純色に白が混ざると( ⑦ )色、純色に黒が混ざると( ⑧ )色といいます。

有彩色を色味が似ているものを並べていくと、一回りして元の色になります。これを( ⑨ )といいます。色相環の中でちょうど反対側にある色同士を補色といいます。

混色でできない色
色を混ぜてもできない色があります。それを( ⑩ )といいます。絵の具などの色料の場合には、黄(イエロー)、赤紫(マゼンタ)、緑みの青(シアン)が色料の三原色になります。これらを混ぜていくと明度が低くなります。このことを( ⑪ )混色といいます。

これに対して色光の場合には、赤(レッド)、青(ブルー)、緑(グリーン)を色光の三原色といいます。これらを混合すると白い光になります。混合で明度が高くなるので、( ⑫ )混色といいます。

答え ①有彩 ②無彩 ③彩度、色相、明度 ④高い ⑤色相 ⑥濁 ⑦明清 ⑧暗清 ⑨色相環 ⑩三原色 ⑪減法 ⑫加法

中学 実技4科 得点UP問題集: 内申書で差がつく (中学得点UP問題集)

2017年7月28日金曜日

版画の練習問題

版画に関する練習問題です。

問1.次の問いに答えよう。

(1)版画には大きく分けると3種類あります。次の文は、凸版、凹版、平版、孔版のうちのでれですか。それぞれ答えよう。

 ①輪郭線の周囲を彫り、彫らなかった部分にインクをつけ、版画に刷ります。この方式の版画には木版画、ゴム、紙の版画によく使います。

 ②油と水が混ざらないことを利用します。油の部分にインクを付けて版にします。石版のリトグラフなどで用いられます。
 ③輪郭線の部分を彫刻刀で彫り、その部分にインクを付け、版画に刷ります。この方式の版画にはエッチングやドライポイントに使われます。

 ④版につくった穴よりインクをを通して版画とします。シルクスクリーンやステンシルで用いられる技法です。

(2)次は版画の制作に用いられる彫刻刀の種類です。それぞれ何という彫刻刀ですか。

 ①太くて柔らかい感じに彫れます。
 ②細かな線やしっかりした線を彫るときに使われます。
 ③細い線や自由な曲線を彫るのに使われます。
 ④ぼかしたり、かすれたりするような表現ができます。

(3)版木を彫っていくときには、きれいに彫れたかどうかチェックする方法に浮いて簡単に説明しよう。


答え(1)①凸版 ②平版 ③凹版 ④孔版 (2)①丸刀 ②三角刀 ③切り出し ④平刀 (3)紙に鉛筆をこすりつけ、版木の模様を写し取り裏側から透かして見てみる。その様子からきれいに彫れたか、そして彫り残しなどがないか確認する。
教科書トレーニング全教科書美術

2017年7月27日木曜日

色の練習問題

色について練習問題を作りました。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢がある場合には正しいほうを選ぼう。

美術では色をたくさん使います。絵の具で塗る色だけでなく、映像や、自然の世界での色もさまざまです。色の基本について、美術では以下のようにまとめられます。

色の中で色みのあるものを( ① )といいます。それに対して色みのない、灰色や黒、白などを( ② )といいます。

色には、( ③ )の3つの要素があります。このことを( ④ )といいます。彩度とは色の鮮やかさのことです。灰色の混じっていない純色が最も彩度が高いです。色相とは色あいのことです。有彩色にはこの色みがあります。明度は色の( ⑤ )のことです。

純色に灰色が混ざった色を( ⑥ )といいます。純色に白が混ざると明清色、純色に黒が混ざると( ⑦ )といいます。

有彩色を色味が似ているものを並べていくと、一回りして元の色になります。これを( ⑧ )といいます。色相環の中でちょうど反対側にある色同士を( ⑨ )といいます。

色を混ぜてもできない色があります。それを( ⑩ )といいます。絵の具などの色料の場合には、黄(イエロー)、赤紫(マゼンタ)、緑みの青(シアン)が( ⑪ )になります。これらを混ぜていくと明度が低くなります。このことを( ⑫ )といいます。

これに対して色光の場合には、赤(レッド)、青(ブルー)、緑(グリーン)を( ⑬ )といいます。これらを混合すると白い光になります。混合で明度が高くなるので、( ⑭ )といいます。

答え ①有彩色 ②無彩色 ③彩度、色相、明度 ④色の三要素 ⑤明るさ ⑥濁色 ⑦暗清色 ⑧色相環 ⑨補色 ⑩三原色 ⑪色料の三原色 ⑫減法混色 ⑬色光の三原色 ⑭加法混色 



2017年7月26日水曜日

色のまとめ

色についてわかりにくい方が多いようです。もう一度まとめてみます。

美術の世界では多くの場合、色は主要な要素です。絵の具で塗る色だけでなく、映像や、自然の世界での色もさまざまです。

自ら光を出すもの、光を受けてその反射光を見ているものなど、光にもいろいろあって、その表現も多様です。そこで色の基本については美術では以下のようにまとめられます。

有彩色と無彩色
色の中で、色みのあるものを有彩色といいます。それに対して色みのない、灰色や黒、白などを無彩色といいます。

色の三要素
色には、彩度、色相、明度の3つの要素があります。このことを色の三要素といいます。(1)~(3)にまとめます。

(1)彩度とは色の鮮やかさのことです。なかでも灰色の混じっていない純色が最も彩度が高いです。
(2)色相とは色あいのことです。有彩色にはこの色みがあります。
(3)明度は色の明るさのことです。

様々な色のグループ
純色に灰色が混ざった色を濁色といいます。純色に白が混ざると明清色、純色に黒が混ざると暗清色といいます。

有彩色を色味が似ているものを並べていくと、一回りして元の色になります。これを色相環といいます。色相環の中でちょうど反対側にある色同士を補色といいます。

混色でできない色
色を混ぜてもできない色があります。それを三原色といいます。絵の具などの色料の場合には、黄(イエロー)、赤紫(マゼンタ)、緑みの青(シアン)色料の三原色になります。これらを混ぜていくと明度が低くなります。このことを減法混色といいます。

これに対して色光の場合には、赤(レッド)、青(ブルー)、緑(グリーン)色光の三原色といいます。これらを混合すると白い光になります。混合で明度が高くなるので、加法混色といいます。


2017年7月25日火曜日

種々のモダンテクニックの技法

様々な絵を描く表現に使う技法の紹介します。年賀状などにも使えますよ。

フロッタージュ
木の木目、石のざらざらした面、皮の模様を紙の上から鉛筆や色鉛筆などで塗ってその浮き出た模様を写し取る技法です。この技法をフロッタージュと呼びます。

コラージュ
様々な模様や文字の入った英字の新聞、包み紙やポスター、カレンダー、写真、雑誌などの一部を切り取り、貼っていき一つの作品にする貼り絵をコラージュといいます。張ったものの上へ、色を塗ったり、ニスやラッカーを塗ったり、絵を描いたり、文字を入れたりすると雰囲気が出ます。

デカルコマニー
絵の具を紙に置いていき、乾かないうちに折りたたんでできる模様を作品にします。こういった技法をデカルコマニーといいます。

マーブリング
油絵の具や墨を平たい容器に入れた水に流し込みます。表面に棒などで模様を描きます。流行したラテアートのようなふうに模様を描きます。水の表面に絵の具の模様ができますからそこへ紙を水面に置いてそっと引き上げますと、絵の具は紙のほうへ移し取られます。マーブル模様などが描けます。この技法をマーブリングといいます。

スパッタリング
紙の上で、網目の模様の金網やプラスチックなどに、絵の具をつけた歯ブラシなどをこすりつけます。すると細かな飛沫になって絵の具が飛び散ります。この技法ををスパッタリングといいます。私はこれで宇宙の星雲を入れたポスターを描きました。一部の写真をここに示しました。
この方法を進めたものにエアブラシといって専用の道具を使う方法があります。

スパッタリングI

スパッタリングII

ドリッピング
紙に絵の具たらします。乾かないうちに、その絵の具に息を吹きかけたり、紙を傾けたりして流れる模様を描きます。偶然様々な模様が描けます。乾いてから重ねていくこともできます。ドリッピングといいます。
ドリッピング


こういった技法を絵やイラストに加えると表現の幅が広がります。


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中学 実技4科 得点UP問題集: 内申書で差がつく (中学得点UP問題集)

2017年7月22日土曜日

ドライポイント練習問題2

ドライポイントについての練習問題をさらに作りました。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢がある場合には正しいほうを選ぼう。

(①凸 凹)版のドライポイントは、じっくりつくることのできる版画の方法のひとつです。同じく凹版で、(②シルクスクリーン エッチング)という手法もありますが、薬品を使ったり、手順が多かったりで少し難しいです。

その点、ドライポイントは(③銅版 塩化ビニール)などのうすい板を、先がとがった(④編み針 ニードル)で彫るという簡便さがあります。

しかも下書きした線にしたがって彫りすすめられます。さらに(⑤彫り残し   
 彫ったところ)にインクが入るので、刷り上ったもののイメージを予想しやすいです。

ニードルを使うので、非常に細かく、そして表現力豊かに彫り上げることができます。彫ったところが輪郭線のように(⑥白 黒)く表現されます。

彫る際のニードルの使い方にコツがあります。インクをしっかり彫った場所にいれるためには、ニードルをしっかり(⑦ねせて 立てて)使うようにします。

凹版ですから、(⑧彫り残した 彫った)場所にインクが入ります。したがって彫っていないところは(⑨黒 白)くなるべき場所です。

余分なところについたインクをしっかりふき取ってから、彫った場所だけにインクが残るようにします。

そして、紙とともに(⑩印刷機 プレス機)にかけて版を刷ります。刷る紙は湿らせておき、インクを吸うようにしてから刷ります。

ドライポイントは、版を直接彫りますので(⑪間接 直接)法といいます。彫りが十分でないと感じた場合にはさらに版を彫り、もう一度インクをつけてプレス機にかけるようにします。

答え ①凹 ②エッチング ③塩化ビニール ④ニードル ⑤彫ったところ ⑥黒 ⑦立てて ⑧彫った ⑨白 ⑩ プレス機 ⑪直接 



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中学 まとめ上手 実技4科: ポイントだけをサクッと復習 (中学まとめ上手シリーズ)

2017年7月21日金曜日

遠近感の表現法(図入り)

さまざまな絵を描いていて、遠い場所と近くの違いをしっかり表したいなときっと思うことでしょう。その技法について紹介します。図をようやく描くことができましたので、もう一度投稿します。


ある風景や物体について遠近法を使って距離感や空間の広がりを感じさせるように、平面を描くにはいくつかの方法があります。
1一点透視図法
まず一点透視図法です。消失点となる点が水平線上のある一点に集まっていく描き方です。

道路や街路樹などまっすぐに水平線のかなたに続く様子を表す際に用いられる手法です。レオナルド・ダ・ビンチの「最後の晩餐」などはこの描法です。画集やネットで画像を見ることができたら見てください。中心にいるキリストの頭のところに消失点が来ます。

2二点透視図法
次に1つの水平線の両方の端に消失点がひとつずつある二点透視図法です。直方体の物、例えばビルや建物を描く際にはそのかたまりを表現しやすいです。立体感も感じやすいです。

3三点透視図法
三点透視図法は、(2)の二点透視図法にように1本の水平線の両方の端に消失点がひとつずつある上に、さらに縦になる方向にもうひとつ消失点があります。カメラのレンズを通じて見たように遠近感が強調されます。迫力のある立体感を表したいときに使います。

4空気遠近法
最後に空気遠近法。遠くのものは濃い色ではっきりと描き、遠くにあるものは薄い色でぼんやりと描くことで遠近法を出します。ルネッサンスの時代にはレオナルド・ダ・ビンチが研究したといわれています。実際に「モナ・リザ」の背景に使われています。

この4つを図法をおもに中学校で習います。(4)については習わないこともありますが、趣味で絵を描く場合にはぜひ取り入れたい手法です。



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中学 実技4科 得点UP問題集: 内申書で差がつく (中学得点UP問題集)

2017年7月17日月曜日

鑑賞 日本の美術 (前半部分)

日本の古代の美術は素朴で力強いのが特徴です。

縄文土器土偶には宗教的な意味合いが込められたものも見られます。
これが稲作が始まる弥生時代になると、弥生土器は高めの温度で焼くことができるようになり、幾何学模様が多くなり、薄くて、ろくろの技術を用いたものが出てきます。金属の鋳造(鋳型を使う技術)によって、銅剣、銅鏡、銅鐸などが作られるようになりました。これらも様々な儀式や王の権威を示す道具に使われたようです。

古墳時代の埴輪は土を焼いて大王や身分の高い人の墓などに備えられました。作ったものです。素朴なものが多いですが、様々な造形から当時の生活がよくわかります。伊勢神宮の神明造(しんめいづくり)や出雲大社の大社造はこの時代からずっと伝えられているつくりです。また高床の倉庫など気候風土にあったつくりのものも見られます。

飛鳥時代になると、大陸から仏教が伝わり、仏教美術がひろがり急速に文化が変容します。
工芸では玉虫厨子、仏像では釈迦三尊像、百済観音像など法隆寺には当時の文化の様子を伝えるものが国宝として現存しています。また広隆寺の弥勒菩薩像は一木造(いちぼくづくり)、中宮寺弥勒菩薩像は寄木造(寄木造)の当時を代表する仏像です。

奈良時代になると、大陸の影響を強く受けた彫刻や建物作られ、写実性のある絵画が描かれるようになります。

白鳳文化
前半の白鳳文化は、飛鳥時代から奈良時代はじめの清新な文化です。法隆寺金堂壁画(現存する日本最古の肖像画)です。大陸の様式や技法の起こりは大陸の影響が強く見られます。高松塚古墳壁画もこの時代のものです。また法隆寺金堂、五重塔)はそうした大陸風の文化を色濃く反映したものです。薬師寺東塔もこの時代を代表する建築です。仏像では薬師寺薬師三尊像があります。

天平文化
後半の天平文化は貴族好みの力強く国際的な文化です。中国では唐が全盛期を迎え、その文化の影響が色濃く出ています。鳥毛立女屏風(とりげだちおんなびょうぶ)、薬師寺吉祥天像があります。正倉院は校倉造(あぜくらづくり)の建物で、唐招提寺金堂は寄棟造(寄棟作り)の建物です。

平安時代になると、唐が衰え、遣唐使が廃止されて、貴族好みの日本独自の洗練された国風文化が栄えます。絵巻物と呼ばれる源氏物語絵巻大和絵の技法で描かれています。軽妙な筆致でアニメの源流とも言われる鳥獣戯画、彫刻では平等院鳳凰堂阿弥陀如来像定朝の作)、建築では平等院鳳凰堂寝殿造)がこの時代のものとして有名です。

鎌倉時代になると、武士の好む力強い文化が栄えます。似絵(似絵)と呼ばれる武士を描いた絵画や、軍記物といわれる平治物語絵巻などが描かれます。彫刻では運慶・快慶の作の東大寺金剛力士像が有名です。建築では東大寺南大門(大仏様)、円覚寺舎利殿(禅宗様)があります。

また別の機会に日本の美術の後編をまとめます。


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中学 まとめ上手 実技4科: ポイントだけをサクッと復習 (中学まとめ上手シリーズ)

2017年7月16日日曜日

スケッチの注意点

スケッチを学校で行うことがあるでしょう。学校の周辺で素材を選ぶこともあるかもしれません。


日頃通学していて、学校までの道すがら、ここはいいなあとか、絵にすると面白いかなと周囲を観察して、絵の素材になりそうなところを探しておくこともいいです。


それから絵にする好適な場所は何より安全に絵を描ける場所かどうかということです。車が行き交うなかで絵を描くことはできません。集中してしまうと、車に注意が払えなくなるからです。


それから人ごみの中も同様です。人とぶつかったり、思わぬ危険があったりしかねません。


それから絵を描く画用紙に直接日が当たらないことが望ましいです。日陰で描ける場所が望ましいです。


そして絵の素材としてふさわしい個所は、近景、中景、遠景のバランスが取れていることです。


さらに遠景まで入れて角度にして30度(三角定規の一番尖っているところ)ぐらいまでの角度が美しいとされている角度です。これよりも見上げるようですと、圧迫感が強く、美しいと感じなくなる可能性があります。



2017年7月15日土曜日

色の効果

色は季節感を表します。さらに行事や象徴となる色などもあります。例えば今日はクリスマスイブですが、クリスマスといえば赤と緑ですね。このイメージは結構強いものがあります。

私は赤と白と青が隣同士にあるとフランスの国旗みたいだなと思います。秋といえば紅葉の黄や赤、オレンジなどをイメージします。梅干といったら紫蘇の鮮やかな紅色です。

こうした色の感覚は生活していくうちに経験の中からできあがってくるようです。さまざまな体験の中から身についたり、印象として焼きついたりするものでしょう。

さて皆さんは、次の1~4の色のグループは、それぞれ春夏秋冬のどの季節のイメージに近いですか。答えは書きませんが、自分でも同じように季節ごとのイメージカラーとその色の組み合わせを考えてみてください。

多くの人が共感できる「色」を敏感にイメージできる才能というのは、デサイナーに向いている適性のひとつかもしれません。

流行が予想できる色とかテーマカラーとかを考えるのは楽しいことです。したがって色にまつわる様々な情報に興味を示したり、関心を持ったりするようにすると感性が研ぎ澄まされてくると考えます。



レタリング練習問題3

文字のデザインのレタリングについての練習問題です。

1.次の問いに答えよう。

(1)文字をレタリングするうえで、ふさわしいものには○、そうでないもには✖をつけよう。
 ①( ) 明朝体の横書きには「うろこ」をつけます。

 ②( ) 明朝体の横の点画は細く描きます。

 ③( ) 公式の文書や目上の方向けの案内には、手書き風のフォントを使うといいです。

 ④( ) ゴシック体のほとんどすべての点画は同じ太さで描きます。

 ⑤( ) 「かな」は漢字に比べて少し大きく書くとバランスがとれる。

 ⑥( ) レタリングでは、「I」や「1」でもほかの文字と同じ間隔をとります。

 ⑦( ) 寄席や相撲の文字は、現代的な字体のフォントといえます。

 ⑧( ) 案内状やポスターの文字のサイズや太さには、同じもべつのを使ってメリハリを付けた方が、見やすいです。


答え(1)①○ ②○ ③○× ④○ ⑤× ⑥× ⑦× ⑧○

2017年7月14日金曜日

市販問題集などの紹介

いま手元にある市販の美術の問題集をいくつか紹介しましょう。

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中学美術をひとつひとつわかりやすく 学研教育出版

これは大きな文字やわかりやすいイラストで、美術の基本を説明しています。単元ごとに確かめの問題がほんの少しあります。問題は少ないので、概要をつかむ参考書として使用する場合におすすめします。

中間・期末テストズバリよく出る全教科書美術(13年) 新興出版社

赤シートで隠しておぼえる「直前チェック」が各単元ごとについています。解答欄も付いているので書き込みもでき、その部分も何度も隠せば練習できます。そして期末テストなどの予想問題もついています。コンパクトに主要な内容を織り込んでいます。解答集の「考え方」はかなり詳しいです。

教科書トレーニング美術13年 新興出版社
各単元ごとにポイントのまとめがありますが、( )での穴うめが必要です。まとめはこれ以外についていませんので、教科書やワークを見ながらまとめをする必要があります。解答集を見ながら、赤シートで隠せる色ペンで記入する方法に使えます。問題は最も豊富で何段階かあります。自分の段階に合わせて学習をすすめることができます。


中学実技4科得点up問題集 受験研究社 
実技4科目についてのポイントをついた問題集です。問題内容やレベルは充実しています。「解答編」の解説は詳しく、解答を得るための手がかりがわかりやすく書かれています。その一方で単元のまとめなどはありませんから、文字どおり「問題集」で、ひととおり学習した後の理解の確認などの用途向けといえます。

10分間復習ドリル 実技4科 中1~3 受験研究社

10分間ドリルという名称のわりに、実技4科目についての問題は充実しています。解答編には解答のほかに、主要な問題にのみ解説が付いています。1枚ずつにはがして使うこともできます。急ぎたいとき、ポイントだけつかんでおきたいときには使えます。

出るナビ 中学美術 学研教育出版
各単元の要点をまとめたポケット版の要点集です。各分野ごとにまとめられており、理解の確認用に赤シートが使えるようになっています。これだけでは問題演習は十分とはいえませんが、ポイントは網羅されていますので、他の問題集との併用が望ましいです。ポケット版ですので、どこでも携帯できますから、移動中のすき間時間など有効活用できます。

ドライポイントについて

凹版のドライポイントは、じっくりつくることのできる版画の方法のひとつです。

同じく凹版で、エッチングという手法もありますが、薬品を使ったり、手順が多かったりで少し難しいです。

その点、ドライポイントは塩化ビニールなどのうすい板を、先がとがったニードルで彫るという簡便さがあります。

しかも下書きした線にしたがって彫りすすめられます。さらに彫ったところにインクが入るので、刷り上ったもののイメージを予想しやすいです。

ニードルを使うので、非常に細かく、そして表現力豊かに彫り上げることができます。彫ったところが輪郭線のように黒く表現されます。

彫る際のニードルの使い方にコツがあります。インクをしっかり彫った場所にいれるためには、ニードルをしっかり立てて使うようにします。

凹版ですから、彫った場所にインクが入ります。したがって彫っていないところは白く抜けるべき場所です。

余分なところについたインクをしっかりふき取ってから、彫った場所だけにインクが残るようにします。

そして、紙とともにプレス機にかけて版を刷ります。刷る紙は湿らせておき、インクを吸うようにしてプレス機にかけます。

ドライポイントは、版を直接彫りますので直接法といいます。彫りが十分でないと感じた場合にはさらに版を彫り、もう一度インクをつけてプレス機にかけるようにします。
中学 実技4科 得点UP問題集: 内申書で差がつく (中学得点UP問題集)

2017年7月13日木曜日

粘土でつくるの練習問題

粘土による製作について学習した後、以下の問題で確かめをしましょう。

1.次の粘土製作に関する文の( )に適当な語句を入れよう。

粘土でさまざまな像をつくってみましょう。粘土のような形を自由に形作ることのできる素材を( ① )棒などに覆ってつくる像のことを( ② )といいます。

石や木を彫って作る( ③ )と比べて粘土の場合には自由に削ったり( ④ )たりできますので、加工が容易です。

答え ①心 ②塑像 ③彫像 ④足し

2.粘土にはおもに3種類あります。次の文は油粘土、水粘土、加工粘土のうちのそれぞれどれに関する文章ですか。それぞれ答えよう。

紙粘土や合成樹脂の粘土。扱いやすいです。
油で練ったもの。そのまま置いておいても固まることがありません。
細かい粒子の土です。乾燥するとひびが入りやすいです。

答え ① 加工粘土 ② 油粘土 ③ 水粘土

3.次の文の( )に適当な語句を入れよう。

粘土は( ① )の上で扱います。そして粘土を扱う際には手も使いますが、それ以外に( ② )を使います。心棒は針金や木材にしゅろ縄や( ③ )ひもを巻いてしっかりと作ります。

こうした縄は粘土の( ④ )をよくするために用います。そして心棒は粘土板にしっかり( ⑤ )します。

粘土のつけはじめは、あまり( ⑥ )いことにはこだわらないで、粘土を心棒にしっかりつけることを優先してつけて行くようにします。

つけた粘土の上に何度もへらで( ⑦ )をし直しながら、修正を加えます。足りないところには粘土をつけ、多いところはへらで( ⑧ )ます。

そして、向きや形、方向などを様々な位置から見て、部分と全体が( ⑨ )するように作っていきます。

粘土を扱うときには基本的に( ⑩ )ぐらいのかたさが一番使いやすいです。油粘土以外は水を加えてかたさを調節します。手にべたべたとついてくる粘土はやわらかすぎです。

製作の途中の像は( ⑪ )を巻きつけて、ビニール袋で覆い密封しておくと乾燥しにくいです。


答え ①粘土 ②へら ③麻 ④つき ⑤固定 ⑥細か ⑦デッサン ⑧削り ⑨調和 ⑩耳たぶ ⑪ぬれた布 

2017年7月12日水曜日

美術学習のポイント

このブログは皆さんに美術の学習と楽しみ方を学んでもらうためにつくりました。同時に美術大などに進学したい方には、美術とともに、他の教科の学習指導もできます(じつは学習塾も併設しています)。絵と勉強とのバランスなどアドバイスできるはずです。


さて、有効にこのブログを使ってもらうため、そして美術に親しんでもらうためのポイントを挙げました。いつもより長いですが、週末などに読んでください。

さて、音楽、美術、保健体育、技術家庭科は実技4教科といいます。これらの科目は皆さんが高校を受験する際に内申点で重要な教科です。最近はこの実技教科が高校入試の内申書で配点が大きくなっていく傾向にあります。

特に中1生の方は美術や保健体育は小学校でテストがなかったところが多いでしょう。ですから1学期などは試験勉強はどうやったらいいだろう、何をしたらいいのだろうという状態の人が多かったのではないでしょうか。

そして、1学期の実技教科の期末テストの答案が帰ってきて、点数を見てびっくりした人もいたのではないですか。今まで自分が経験したことのないような点数を取ってしまった人もいたでしょう。そういう人こそ続けて読んでください。

これからも実技教科のテストが節目節目であります。このブログにたどりつけたのを幸いと思ってください。せっかくですからこの機会に学習法を身に付けていきましょう。ここに美術を学習する上でのポイントを3つあげますよ。

実技…うまく描こうとしなくていいです。熱心にていねいに取り組み提出日を守ろう。

②授業…出席をこころがけましょう。よく聞く授業態度が大切で忘れ物をしないように。

試験…授業中に先生が配って説明したプリント、ノートを使った学習が中心です。

ますは①の実技から説明します。美術は絵、デザイン、版画などを描いたり作ったりします。最近の美術はうまいへたは関係なくなってきています。

むしろ自分が表現したいものを素直に描けているか、心に響いてくるものがあるかなどが大切です。上手に表現できて描けるに越したことはないですが、それよりもまずは熱心に取り組んでみることです。


先生はスケッチだったら描く上でのポイントを前もって説明されるでしょう。そのお話をよく聞いてそのテーマをしっかり織り込むように描くといいです。あとは一生懸命に描きます。

美術の評価は、テーマを理解して表現しているか、興味を持って熱心に取り組んだか、グループの場合にはチームワークをもって取り組めたかなどがポイントになります。のびのびと素直に表現すればよいです。無理に細かく描くような必要はありません。

先ほども書きましたが、現在はうまいとかへたとかは美術の評価の基準ではありません。大部分の先生はそこのところは十分把握されて先生をされています。「熱心に興味を持って取り組む」これが何よりです。逆に乱雑なもの、提出遅れ、途中までしか進んでいないなどは評価が低くなります。

慣れてきたならば画面への配置や構成、構図、色使いなどに目を向けてみましょう。そして自分なりでよいので工夫してみましょう。それと新聞や雑誌、ホームページなどの広告の写真・デザインなどをよく観察します。

配置や色はどのようにしたら効果的なのか調べてみます。このとき、クラスの仲間と一緒にやると違った見方があることに気づきます。

それから、身の回りの自然の形や色をいろいろと観察してみます。たとえば木の葉に日の当たる部分と影の部分で色はどう異なるかなどをよく見てみてください。新しい発見があると思います。

絵の具に目を向けてみましょう。緑色に茶色を混ぜると自然な木の葉の色が表現できます。油絵の具なら黄色に黒を混ぜると緑ができるなど自分で試してみると面白いです。一度この面白さがわかると、それを使って作品を作ってみたくなります。ものづくりの好きな人にとっては一番楽しい時間となるでしょう。

次に②の授業についてです。まず学校に来れている人ならばまず出席します。どの教科でも共通していえることですがます授業に出席することです。

そして先生の話を聞いてみましょう。先生たちは専門の大学をどなたも卒業して先生になっています。美術の先生ならば多くの方々は大学で美術を学ばれています。

そういった専門をじっくり勉強してこられた先生のお話です。そして先生に何か問われたらものおじせずに答えてみてください。きっとそれまでよりも美術に親しめるようになると考えます。

最後に③は試験についてです。先生によっては試験の評価の配点を高くしていない方もいるようです。他の実技たとえば体育の先生にも出席や実技の方の配点を大きくしている方もいらっしゃいます。皆さんの先生がたはどうでしょうか。

美術についての試験は試験の範囲はあらかじめ発表されます。たいていがその試験までの間で行った授業や実技に関することが中心になると思います。

したがって教科書、資料集やプリントを理解します。そして練習問題など(このブログも利用してください)がついていれば解いてみて理解が進んでいるか確認します。何度か問題を解いて理解できたか確認することが大切です。

特に練習問題がない人は、私のブログでは市販の参考書や問題集を紹介しています。中には私が利用して、生徒たちが学習に有用だと確かめてあるものもあり、書評などを書き加えることもあります。ポイントをつかみづらい人は参考書などを入手するのもよいでしょう。

先生は、板書されたりご自分でお作りになったプリントなどを中心に試験を出されることが多いのではないでしょうか。ベテランの先生は授業内容のポイントをはずさずにテスト問題を作られます。前に出題された試験問題は参考になります。自分で問題をつくってみるのもいいです。

どれもあたりまえのことばかりに感じるかもしれません。じつはその通りといえます。

2017年7月11日火曜日

モダンテクニック練習問題2

モダンテクニックに関する問題をさらに作りました。各技法の名前をその特徴とともに覚えましょう。

問1.次の問いに答えよう。

(1)木の木目、石のざらざらした面、皮の模様を紙の(①上 下)から鉛筆や色鉛筆などで塗ってその浮き出た模様を写し取る技法です。この技法をフロッタージュと呼びます。

(2)コラージュ
様々な模様や文字の入った英字の新聞、包み紙やポスター、カレンダー、写真、雑誌などの一部を(②模写して 切り取り)、貼っていき、一つの作品にする貼り絵をコラージュといいます。貼ったものの上へ、色を塗ったり、ニスやラッカーを塗ったり、絵を描いたり、文字を入れたりすると雰囲気が出ます。

(3)デカルコマニー
絵の具を紙に置いていき、(③乾いてから 乾かないうちに)折りたたんででできる模様を作品にします。こういった技法をデカルコマニーといいます。

(4)マーブリング
油絵の具や墨を平たい容器に入れた水に流しこみます。表面に棒などで( ④ )を描きます。流行したラテアートのようなふうに模様を描きます。水の表面に絵の具の模様ができますからそこへ紙を水面に置いてそっと引き上げますと、絵の具は紙のほうへ移し取られます。マーブル模様などが描けます。この技法をマーブリングといいます。

(5)スパッタリング
紙の上で、網目の模様の金網やプラスチックなどに、絵の具をつけた歯ブラシなどを( ⑤ )つけます。すると細かな飛沫になって絵の具が飛び散ります。この技法ををスパッタリングといいます。

(6)ドリッピング
紙に絵の具をたらします。(⑥乾いてから 乾かないうち)に、その絵の具に息を吹きかけたり、紙を傾けたりして流れる模様を描きます。偶然、様々な模様が描け
こういった技法を絵やイラストに加えると表現の幅が広がります。


答え ①上 ②切り取り ③乾かないうちに ④模様 ⑤こすり ⑥ 乾かないうち

2017年7月10日月曜日

スケッチ練習問題

スケッチに関して練習問題を作りました。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢のある場合には正しいほうを選んで入れよう。

スケッチは、学校の先生からスケッチのねらいや注意点を授業中に説明されると思います。そのポイントをよく聞いて、必ずその( ① )で描くように題材を選びます。

自然の(②風景 構造物)ばかりでなく、家々が立ち並ぶ様子や、田園風景、道路や商店、働く(③人々 生物)を入れることもあります。さらに学校の中のさまざまな場所やそこで活動する生徒たちを含めて描くこと場合もあります。

このようにそのときどきで(④テーマ 感想)や題材があるはずです。自由に描いていいというときには、自分が日頃からここは絵に描くといいなあと見つけておくと探し回らなくていいです。

たいてい、そういった場所のなかから日陰や腰掛けて描くことができる(⑤安全 不安定)な場所を選ぶといいです。車や人通りが多い中で描くことは困難ですし、危険でもあります。そういった場所は避けるべきです。

そして、近景と遠景というふうに、遠いばかりでもなく近くばかりでもない場所は絵としてのバランスもよく、いい( ⑥ )の絵を描ける可能性があります。

いろいろな視点から風景を眺めてみることをおすすめします。日頃気付きにくい視点から描くと興味深い絵が描けることがあります。


答え ①視点 ②風景 ③人々 ④テーマ ⑤安全 ⑥構図 

2017年7月9日日曜日

版画を彫ろう

版画はいったん版を彫ると、インクをつけて何枚でも紙に刷ることができます。部分ごとに絵の具の色を変えたり、乾かしながら重ねて刷ることもできます。

版画には木を彫る木版画、塩化ビニル板をニードルで引っかいて描くドライポイント、銅の板にグランドをかけてニードルなどでかき取り、現われた銅を腐食させるエッチングの手法を用いた銅版画、水と油の反発を利用した平版リトグラフ、孔版のシルクスクリーンなど様々な技法があります。それぞれ特徴があり表現の幅も広いです。

今日は木版画について紹介します。木版画は木の平たい板に彫刻刀で彫って作ります。ふつうは凸版として、凸の部分にインクや絵の具をつけて、紙を置きばれんでこすってインクや絵の具を移しとります。

絵を描くのとは味わいが異なり、独特の雰囲気を出すことができます。日本では江戸時代に浮世絵が版画で多色刷りの手法で刷られるようになりました。それ以来、庶民も含めて版画に親しめるようになりました。錦絵といわれたのは鮮やかな多色刷りの浮世絵をそう呼んだからでした。

版木にする木の種類にはそれぞれ特徴があります。
シナ…とても柔らかく、版木によく用いられます。この木をベニアの合板にしたものがよく用いられます。

ホオ…この木も柔らかく、木目が目立たず、微細な表現にも向いています。

カツラ…この木も柔らかで版画に向いています。

サクラ…他よりも堅いですが、版木としては優れていて細かな表現ができます。版木としても長持ちします。

版木に刷る板材は最近は合板(ベニヤ)が多いですが、天然の木を使う場合には、板目板を使います。

輪郭線を残して彫る彫り方を陽刻といいます。白っぽく仕上がります。それに対して輪郭線を彫って周囲を残す手法を陰刻といいます。黒っぽく仕上がります。それぞれのねらいに合わせて手法を選ぶといいです。
陽刻と陰刻
陽刻(左)と陰刻(右)

彫刻刀は主に4種類を使い分けします。

切り出しは、輪郭線を彫ったり、鋭い線を表現したい場合に使います。

平刀は、一度に広い面をほることができます。かすれたような表現、ぼかしなどもあら
 わすことができます。

丸刀は、輪郭が曲線となりやすく軟らかな表現をすることができます。太い丸刀は広い面を彫ることができます。

三角刀は、鋭い線をほることができます。長い直線を彫ることもできます。

単色の木版画の方法を説明します。テーマを決めたら下絵を柔らかい鉛筆(4B程度)で描きます。裏返して版木にこすりつけます。すると鉛筆で描いた下絵を版木に移し取ることができます。その絵に対して、墨入れをします。このとき黒、白のバランスや、つながりを考えて墨入れをします。

そして彫ったあとがわかりやすいように、全体に薄い墨を塗ります。その薄い墨の部分を彫っていきます。彫りがうまくいっているかどうかは、紙を重ねて、柔らかい鉛筆で紙の上からこすってみることで、ある程度判別できます。彫り終わったら、彫った木のかすをよくかたづけてから、刷りの工程に入ります。

インクをローラにまんべんなくつけたら版木にローラーを軽く転がし、凸部にまんべんなくインクをつけます。湿らせておいた紙の角を正確に見当に合わせて重ねます。上からばれんで刷り、中心から外側に向かってまんべんなく刷ります。刷りが薄い場合には一部を重ねたまま、紙を引き上げ、版木にローラーのインクをのせて2度刷りしてもよいです。



色の対比の練習問題

色の対比に関して練習問題を作りました。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢があるときには、正しい方を選ぼう。

さまざまな色は、組み合わせることで、単独の色とは異なる様々な効果が出てきます。

同じ色でも、背景に置いた色によって、感じる彩度、( ① )、色相が異なって見えることがあります。

色どうしの対比をここでは4つあげます。( ② )対比、色相対比、彩度対比、補色対比といいます。いずれもテキストや資料集などに出ていますから、具体例を見ながら読み進めてください。

補色対比を除く、残りの3つの対比では、それぞれ( ③ )色を同じ( ④ )で塗ったとしても、背景で、その色みや明度などが異なって見えます。

明度対比、色相対比、彩度対比については、いずれももとの色が(⑤同じに違って)見えます。

明度対比については、同じ色でも背景の明度が高い方が、明度が(⑥高く 低く)見えます。

色相対比については、同じ色でも背景の(⑦同系色 補色)が混ざるように、色相が変化して見えます。

彩度対比については、同じ色でも彩度の高い背景に置いたほうが鮮やかさが低く見えます。つまり相対的に彩度が(⑧上がる 下がるように見えます。

補色対比については上記の3つと様相が異なります。たとえば赤と青緑は補色の関係です。これは最も引き立てあって、コントラストが(⑨弱く 強く)、背景が鮮やかに見えます。それに対して灰色は、青緑の背景に置くと、わずかですが(⑩青 赤)っぽく見えてきます。


答え ①色相 ②明度 ③同じ ④面積 ⑤違って ⑥低く ⑦補色 ⑧下がる ⑨強く ⑩赤


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2017年7月7日金曜日

構成美の要素練習問題(その2)

構成美の要素に関して練習問題を作りました。理解の確認に使ってください。

問1.つぎの(A)~(C)の構成美の要素のグループ
(A)ハーモニー
(B)リズム
(C)バランス

について、下の①から⑥の要素は(A)~(C)のどれに当てはまりますか。(A)~(C)の記号でぞれぞれについて答えよう。

グラデーション
シンメトリー
アクセント
リピテーション
コントラスト
プロポーション

答え ①B ②C ③A ④B ⑤A ⑥C

問2.問1の(A)~(C)について、つぎの文はそれぞれどれに該当しますか。(A)~(C)の記号で答えよう。

ある規則で色や形が変化や繰り返す様子をえがいたもの。
2つ以上の事象が調和したり、引き立て合ったりしているもの。
2つ以上の事象が釣り合いをもっているもの。


答え ①B ②A ③C


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2017年7月6日木曜日

レリーフの作り方

レリーフは浮き彫りともいいます。ほぼ平面に当たる面に形が浮き上がるように彫っていくものです。彫刻の丸彫りとは違います。

彫りの深さによって次の四つがあります。
(1)薄肉
(2)中肉
(3)高肉
(4)肉合彫り
それぞれ深さにちがいがありますが、(3)は最も丸彫りに近い形状です。(1)はほんのわずかに彫るだけで立体的に見えるようにします。(4)は平面を掘り下げるようにします。

レリーフで奥行きを表現する際には、なるべく立ち上がる部分を垂直に近くなるようにします。上の表面の部分はなるべく平らな平面にするようにします。

木の板でレリーフを作る手順について順番に書いていきます。
(1)対象になるものをよく観察してスケッチを描きます。
(2)木の板にスケッチを写します。
(3)背景を彫り下げるように削り、次に深くなる部分について彫ります。

(4)光のあたり具合で立体の様子に間違いがないか確かめ細かなところを仕上げます。



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2017年7月5日水曜日

レタリングの練習問題

レタリングの基本について学んだら、以下の練習問題で理解できているか確かめましょう。

問1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。

生活の中では様々な文字に囲まれています。それらの文字は見やすいようにデザインされて機能美を持ちます。こうした文字をデザインすることを( ① )といいます。

レタリングにはいくつかの決まりごとがあります。基本的な要素を学ぶと、見やすく訴える力のある文字にすることができます。

レタリングの字体は数多くあります。基本的なものとしては縦横の線の太さに違いのある(A)( ① )と線の太さに違いのない(B)( ③ )があります。「永」の字には点画などがいずれも含まれており「( ④ )」といいます。

明朝体
明朝体とは名前が示すように( ⑤国名 )の明朝に作られた古い文字からデザインした字体です。すっきりとして見えます。
(1)横の線を( ⑥ )く書くのに対し、縦の線は( ⑦ )く書きます。
(2)はねを独特の形にします。
(3)横の線のとめの部分と曲がりの部分に「( ⑧ )」をつけます。
(4)左はらいは先を尖らせますが、右はらいは特有の形になります。

ゴシック体
ゴシック体は点画の太さに差がない字体です。力強く見えます。
(1)縦横関係なく同じ太さで書きます。
(2)はねは明朝体とは異なる独特の形にします。
(3)横の線のとめはつけずに、縦の線のはじめなどには小さく「ウロコ」をつけます。
(4)左払い、ハネなどは太いまま、先をわずかに尖らせます。

いずれの字体についても漢字よりひらがな・カタカナをわずかに( ⑨ )いポイントにするとバランスがとれます。しかもひらがな・カタカナはいずれの文字も正方形には収まらない文字が多いので適宜かたちを調節します。アルファベットのIや数字の1など細い文字の字間は( ⑩ )てバランスよく配置します。


答え ①レタリング ②明朝体 ③ゴシック体 ④永字八法 ⑤中国 ⑥細 ⑦太 ⑧ ウロコ ⑨小さ ⑩詰め

鉛筆デッサン練習問題

鉛筆でデッサンするときの方法の練習問題です。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢があるときには、正しい方を選ぼう。

デッサンは、モデルや対象となるものの形や質感、(①明暗 動き)を、( ② )や木炭などの画材を使って、線描で表現する技術です。

対象をよく見て、正確に形や明暗を表現していきます。その際に明暗を表すには、線の( ③ )を考えて描きます。薄いタッチですと(④濃い 淡い)色を表現できます。

徐々に(⑤淡い 濃い)色で表現したい場合には、線描の方向を変えて余分に線を加えて引いていきます。

このように線を引く方向を縦だけ、縦と横、斜めを加えるという風にしていくと、濃淡の( ⑥ )(階調)をつくることができます。

影の表現や光の当たっている場所を見極めることは対象の特徴を捉えるうえで大切です。

ものによっては、透明なもの、柔らかなもの、光を反射するものなど、デッサンで表現するうえで工夫の必要なものもあります。


答え ①明暗 ②鉛筆 ③向き ④淡い ⑤濃い ⑥グラデーション 


2017年7月4日火曜日

構図の取り方

絵を描くときの構図について説明します。

基本的にはどんな絵を描いても自由なのですが、その一方で安定感やバランスのある構図というものがあります。

たとえば、空と畑や林が広がっているいる風景があったとします。このときあなたは空と地面をどんな比率で入れるとバランスが取れると思いますか。

これも地面にあるもの次第ではありますが、基本的には地平線の位置を紙の半分よりも上にもっていったら地面が主役になります。

その逆に地平線を半分よりも下にもってくると、はるか遠くまで風景を見渡せるように、俯瞰(ふかん)気味に描くことになります。

どちらがいいというわけではありませんが、俯瞰気味に描くときに注意したいことは、遠景だけ描こうとすると、何か物足らない単調な絵になりがちです。

したがってそんなときは、近景の木を入れてみるとか、中景の家並みを入れてみるとか、縦方向にも変化があるように、そして距離感が表せるように描くと絵に面白みが出てきます。



したがって構図を決めるときは慣れないうちは、厚紙などで見取り枠(下図みとりわくみを作ってその中に描きたい実際の風景を入れてみるといいです。



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2017年7月2日日曜日

色相環の練習問題2

色相環についてさらに練習問題をつくりました。いま習っている人は復習に使ってみてください。

1.次の問いに答えよう。

(1)色みの似たもの同士を隣に並べて円形にしたものを何といいますか。

(2)(1)において、例えば「赤」の反対側にある色の「青緑」のような関係を何といいますか。

(3)(2)のべつの例で、「きみのだいだい」の補色は何色ですか。

(4)(1)において、みどりの両隣の色をそれぞれ答えよう。

(5)(1)に並んでいる色は全て(有彩色 無彩色)です。( )の仲の正しいほうを選ぼう)

(6)(1)の通常12色のなかで、もっとも彩度の高い色は何色ですか。


答え (1)色相環 (2)補色 (3)青 (4)きみどりとあおみどり
(5)有彩色 (6)赤 


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2017年7月1日土曜日

色相環の練習問題

色相環について練習問題をつくりました。いま習っている人は復習に使ってみてください。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢がある場合には正しいほうを選ぼう。

上の図のように、色を色相の違いで順番に(①三角 円)形に並べていくと、元の色に戻ってきます。いずれも(②無 有)彩色で色みの(③遠 近)い色どうしが隣り合っています。この色相の環(わ)のことを( ④ )といいます。

色相環をながめてみましょう。資料集などカラーのものを見ながら読んでいただけるとわかりやすいと思います。

例えば「赤」。この「赤」から円の中心を通って反対側には、何色がありますか?「( ⑤ )」です。そうですね。

このようにちょうど反対側にある色相のことを( ⑥ )色といいます。例えば「( ⑦ )」の補色は、「きみのだいだい」です。だいだいとはミカンの仲間で橙(だいだい)という果実があります。

まさにこの果実の色がだいだい色です。この「きみのだいだい」とは黄色みのあるだいだい色という意味です。

答え ①円 ②有 ③近 ④色相環 ⑤青緑 ⑥補 ⑦青 

レタリング練習問題

文字のデザインのレタリングについての練習問題です。

1.次の問いに答えよう。

(1)文字をレタリングする順序を、次のそれぞれの文の記号で答えよう。
 ①色をつける。
 ②わくを文字の大きさや配置、バランスを考えながら文字を描く。
 ③線描きしたものにフォントごとの特徴をとらえつつ、肉付けをする。
 ④枠の中に形とバランスを考えながら、線描きで文字の骨組みを描く。

2.「永」の字にはさまざまな点画がそろっています。このことを何といいますか。

3.「永」の文字を明朝体とゴシック体で、それぞれA,Bの枠の中にデザインしよう。
 (枠は省略)


答え(1)②→④→③→①(ポイントは、枠→骨→肉→色です。この順序を覚える)(2)永字八法(ポイント:1文字の中に、はらいやてんなどの点画がそろっています。)(3)明朝体:ゴシック体:


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