2017年7月28日金曜日

版画の練習問題

版画に関する練習問題です。

問1.次の問いに答えよう。

(1)版画には大きく分けると3種類あります。次の文は、凸版、凹版、平版、孔版のうちのでれですか。それぞれ答えよう。

 ①輪郭線の周囲を彫り、彫らなかった部分にインクをつけ、版画に刷ります。この方式の版画には木版画、ゴム、紙の版画によく使います。

 ②油と水が混ざらないことを利用します。油の部分にインクを付けて版にします。石版のリトグラフなどで用いられます。
 ③輪郭線の部分を彫刻刀で彫り、その部分にインクを付け、版画に刷ります。この方式の版画にはエッチングやドライポイントに使われます。

 ④版につくった穴よりインクをを通して版画とします。シルクスクリーンやステンシルで用いられる技法です。

(2)次は版画の制作に用いられる彫刻刀の種類です。それぞれ何という彫刻刀ですか。

 ①太くて柔らかい感じに彫れます。
 ②細かな線やしっかりした線を彫るときに使われます。
 ③細い線や自由な曲線を彫るのに使われます。
 ④ぼかしたり、かすれたりするような表現ができます。

(3)版木を彫っていくときには、きれいに彫れたかどうかチェックする方法に浮いて簡単に説明しよう。


答え(1)①凸版 ②平版 ③凹版 ④孔版 (2)①丸刀 ②三角刀 ③切り出し ④平刀 (3)紙に鉛筆をこすりつけ、版木の模様を写し取り裏側から透かして見てみる。その様子からきれいに彫れたか、そして彫り残しなどがないか確認する。
教科書トレーニング全教科書美術

2017年7月27日木曜日

色の練習問題

色について練習問題を作りました。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢がある場合には正しいほうを選ぼう。

美術では色をたくさん使います。絵の具で塗る色だけでなく、映像や、自然の世界での色もさまざまです。色の基本について、美術では以下のようにまとめられます。

色の中で色みのあるものを( ① )といいます。それに対して色みのない、灰色や黒、白などを( ② )といいます。

色には、( ③ )の3つの要素があります。このことを( ④ )といいます。彩度とは色の鮮やかさのことです。灰色の混じっていない純色が最も彩度が高いです。色相とは色あいのことです。有彩色にはこの色みがあります。明度は色の( ⑤ )のことです。

純色に灰色が混ざった色を( ⑥ )といいます。純色に白が混ざると明清色、純色に黒が混ざると( ⑦ )といいます。

有彩色を色味が似ているものを並べていくと、一回りして元の色になります。これを( ⑧ )といいます。色相環の中でちょうど反対側にある色同士を( ⑨ )といいます。

色を混ぜてもできない色があります。それを( ⑩ )といいます。絵の具などの色料の場合には、黄(イエロー)、赤紫(マゼンタ)、緑みの青(シアン)が( ⑪ )になります。これらを混ぜていくと明度が低くなります。このことを( ⑫ )といいます。

これに対して色光の場合には、赤(レッド)、青(ブルー)、緑(グリーン)を( ⑬ )といいます。これらを混合すると白い光になります。混合で明度が高くなるので、( ⑭ )といいます。

答え ①有彩色 ②無彩色 ③彩度、色相、明度 ④色の三要素 ⑤明るさ ⑥濁色 ⑦暗清色 ⑧色相環 ⑨補色 ⑩三原色 ⑪色料の三原色 ⑫減法混色 ⑬色光の三原色 ⑭加法混色 



2017年7月26日水曜日

色のまとめ

色についてわかりにくい方が多いようです。もう一度まとめてみます。

美術の世界では多くの場合、色は主要な要素です。絵の具で塗る色だけでなく、映像や、自然の世界での色もさまざまです。

自ら光を出すもの、光を受けてその反射光を見ているものなど、光にもいろいろあって、その表現も多様です。そこで色の基本については美術では以下のようにまとめられます。

有彩色と無彩色
色の中で、色みのあるものを有彩色といいます。それに対して色みのない、灰色や黒、白などを無彩色といいます。

色の三要素
色には、彩度、色相、明度の3つの要素があります。このことを色の三要素といいます。(1)~(3)にまとめます。

(1)彩度とは色の鮮やかさのことです。なかでも灰色の混じっていない純色が最も彩度が高いです。
(2)色相とは色あいのことです。有彩色にはこの色みがあります。
(3)明度は色の明るさのことです。

様々な色のグループ
純色に灰色が混ざった色を濁色といいます。純色に白が混ざると明清色、純色に黒が混ざると暗清色といいます。

有彩色を色味が似ているものを並べていくと、一回りして元の色になります。これを色相環といいます。色相環の中でちょうど反対側にある色同士を補色といいます。

混色でできない色
色を混ぜてもできない色があります。それを三原色といいます。絵の具などの色料の場合には、黄(イエロー)、赤紫(マゼンタ)、緑みの青(シアン)色料の三原色になります。これらを混ぜていくと明度が低くなります。このことを減法混色といいます。

これに対して色光の場合には、赤(レッド)、青(ブルー)、緑(グリーン)色光の三原色といいます。これらを混合すると白い光になります。混合で明度が高くなるので、加法混色といいます。


2017年7月17日月曜日

鑑賞 日本の美術 (前半部分)

日本の古代の美術は素朴で力強いのが特徴です。

縄文土器土偶には宗教的な意味合いが込められたものも見られます。
これが稲作が始まる弥生時代になると、弥生土器は高めの温度で焼くことができるようになり、幾何学模様が多くなり、薄くて、ろくろの技術を用いたものが出てきます。金属の鋳造(鋳型を使う技術)によって、銅剣、銅鏡、銅鐸などが作られるようになりました。これらも様々な儀式や王の権威を示す道具に使われたようです。

古墳時代の埴輪は土を焼いて大王や身分の高い人の墓などに備えられました。作ったものです。素朴なものが多いですが、様々な造形から当時の生活がよくわかります。伊勢神宮の神明造(しんめいづくり)や出雲大社の大社造はこの時代からずっと伝えられているつくりです。また高床の倉庫など気候風土にあったつくりのものも見られます。

飛鳥時代になると、大陸から仏教が伝わり、仏教美術がひろがり急速に文化が変容します。
工芸では玉虫厨子、仏像では釈迦三尊像、百済観音像など法隆寺には当時の文化の様子を伝えるものが国宝として現存しています。また広隆寺の弥勒菩薩像は一木造(いちぼくづくり)、中宮寺弥勒菩薩像は寄木造(寄木造)の当時を代表する仏像です。

奈良時代になると、大陸の影響を強く受けた彫刻や建物作られ、写実性のある絵画が描かれるようになります。

白鳳文化
前半の白鳳文化は、飛鳥時代から奈良時代はじめの清新な文化です。法隆寺金堂壁画(現存する日本最古の肖像画)です。大陸の様式や技法の起こりは大陸の影響が強く見られます。高松塚古墳壁画もこの時代のものです。また法隆寺金堂、五重塔)はそうした大陸風の文化を色濃く反映したものです。薬師寺東塔もこの時代を代表する建築です。仏像では薬師寺薬師三尊像があります。

天平文化
後半の天平文化は貴族好みの力強く国際的な文化です。中国では唐が全盛期を迎え、その文化の影響が色濃く出ています。鳥毛立女屏風(とりげだちおんなびょうぶ)、薬師寺吉祥天像があります。正倉院は校倉造(あぜくらづくり)の建物で、唐招提寺金堂は寄棟造(寄棟作り)の建物です。

平安時代になると、唐が衰え、遣唐使が廃止されて、貴族好みの日本独自の洗練された国風文化が栄えます。絵巻物と呼ばれる源氏物語絵巻大和絵の技法で描かれています。軽妙な筆致でアニメの源流とも言われる鳥獣戯画、彫刻では平等院鳳凰堂阿弥陀如来像定朝の作)、建築では平等院鳳凰堂寝殿造)がこの時代のものとして有名です。

鎌倉時代になると、武士の好む力強い文化が栄えます。似絵(似絵)と呼ばれる武士を描いた絵画や、軍記物といわれる平治物語絵巻などが描かれます。彫刻では運慶・快慶の作の東大寺金剛力士像が有名です。建築では東大寺南大門(大仏様)、円覚寺舎利殿(禅宗様)があります。

また別の機会に日本の美術の後編をまとめます。


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中学 まとめ上手 実技4科: ポイントだけをサクッと復習 (中学まとめ上手シリーズ)

2017年7月16日日曜日

スケッチの注意点

スケッチを学校で行うことがあるでしょう。学校の周辺で素材を選ぶこともあるかもしれません。


日頃通学していて、学校までの道すがら、ここはいいなあとか、絵にすると面白いかなと周囲を観察して、絵の素材になりそうなところを探しておくこともいいです。


それから絵にする好適な場所は何より安全に絵を描ける場所かどうかということです。車が行き交うなかで絵を描くことはできません。集中してしまうと、車に注意が払えなくなるからです。


それから人ごみの中も同様です。人とぶつかったり、思わぬ危険があったりしかねません。


それから絵を描く画用紙に直接日が当たらないことが望ましいです。日陰で描ける場所が望ましいです。


そして絵の素材としてふさわしい個所は、近景、中景、遠景のバランスが取れていることです。


さらに遠景まで入れて角度にして30度(三角定規の一番尖っているところ)ぐらいまでの角度が美しいとされている角度です。これよりも見上げるようですと、圧迫感が強く、美しいと感じなくなる可能性があります。



2017年7月15日土曜日

色の効果

色は季節感を表します。さらに行事や象徴となる色などもあります。例えば今日はクリスマスイブですが、クリスマスといえば赤と緑ですね。このイメージは結構強いものがあります。

私は赤と白と青が隣同士にあるとフランスの国旗みたいだなと思います。秋といえば紅葉の黄や赤、オレンジなどをイメージします。梅干といったら紫蘇の鮮やかな紅色です。

こうした色の感覚は生活していくうちに経験の中からできあがってくるようです。さまざまな体験の中から身についたり、印象として焼きついたりするものでしょう。

さて皆さんは、次の1~4の色のグループは、それぞれ春夏秋冬のどの季節のイメージに近いですか。答えは書きませんが、自分でも同じように季節ごとのイメージカラーとその色の組み合わせを考えてみてください。

多くの人が共感できる「色」を敏感にイメージできる才能というのは、デサイナーに向いている適性のひとつかもしれません。

流行が予想できる色とかテーマカラーとかを考えるのは楽しいことです。したがって色にまつわる様々な情報に興味を示したり、関心を持ったりするようにすると感性が研ぎ澄まされてくると考えます。



レタリング練習問題3

文字のデザインのレタリングについての練習問題です。

1.次の問いに答えよう。

(1)文字をレタリングするうえで、ふさわしいものには○、そうでないもには✖をつけよう。
 ①( ) 明朝体の横書きには「うろこ」をつけます。

 ②( ) 明朝体の横の点画は細く描きます。

 ③( ) 公式の文書や目上の方向けの案内には、手書き風のフォントを使うといいです。

 ④( ) ゴシック体のほとんどすべての点画は同じ太さで描きます。

 ⑤( ) 「かな」は漢字に比べて少し大きく書くとバランスがとれる。

 ⑥( ) レタリングでは、「I」や「1」でもほかの文字と同じ間隔をとります。

 ⑦( ) 寄席や相撲の文字は、現代的な字体のフォントといえます。

 ⑧( ) 案内状やポスターの文字のサイズや太さには、同じもべつのを使ってメリハリを付けた方が、見やすいです。


答え(1)①○ ②○ ③○× ④○ ⑤× ⑥× ⑦× ⑧○

2017年7月14日金曜日

市販問題集などの紹介

いま手元にある市販の美術の問題集をいくつか紹介しましょう。

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中学美術をひとつひとつわかりやすく 学研教育出版

これは大きな文字やわかりやすいイラストで、美術の基本を説明しています。単元ごとに確かめの問題がほんの少しあります。問題は少ないので、概要をつかむ参考書として使用する場合におすすめします。

中間・期末テストズバリよく出る全教科書美術(13年) 新興出版社

赤シートで隠しておぼえる「直前チェック」が各単元ごとについています。解答欄も付いているので書き込みもでき、その部分も何度も隠せば練習できます。そして期末テストなどの予想問題もついています。コンパクトに主要な内容を織り込んでいます。解答集の「考え方」はかなり詳しいです。

教科書トレーニング美術13年 新興出版社
各単元ごとにポイントのまとめがありますが、( )での穴うめが必要です。まとめはこれ以外についていませんので、教科書やワークを見ながらまとめをする必要があります。解答集を見ながら、赤シートで隠せる色ペンで記入する方法に使えます。問題は最も豊富で何段階かあります。自分の段階に合わせて学習をすすめることができます。


中学実技4科得点up問題集 受験研究社 
実技4科目についてのポイントをついた問題集です。問題内容やレベルは充実しています。「解答編」の解説は詳しく、解答を得るための手がかりがわかりやすく書かれています。その一方で単元のまとめなどはありませんから、文字どおり「問題集」で、ひととおり学習した後の理解の確認などの用途向けといえます。

10分間復習ドリル 実技4科 中1~3 受験研究社

10分間ドリルという名称のわりに、実技4科目についての問題は充実しています。解答編には解答のほかに、主要な問題にのみ解説が付いています。1枚ずつにはがして使うこともできます。急ぎたいとき、ポイントだけつかんでおきたいときには使えます。

出るナビ 中学美術 学研教育出版
各単元の要点をまとめたポケット版の要点集です。各分野ごとにまとめられており、理解の確認用に赤シートが使えるようになっています。これだけでは問題演習は十分とはいえませんが、ポイントは網羅されていますので、他の問題集との併用が望ましいです。ポケット版ですので、どこでも携帯できますから、移動中のすき間時間など有効活用できます。

2017年7月13日木曜日

粘土でつくるの練習問題

粘土による製作について学習した後、以下の問題で確かめをしましょう。

1.次の粘土製作に関する文の( )に適当な語句を入れよう。

粘土でさまざまな像をつくってみましょう。粘土のような形を自由に形作ることのできる素材を( ① )棒などに覆ってつくる像のことを( ② )といいます。

石や木を彫って作る( ③ )と比べて粘土の場合には自由に削ったり( ④ )たりできますので、加工が容易です。

答え ①心 ②塑像 ③彫像 ④足し

2.粘土にはおもに3種類あります。次の文は油粘土、水粘土、加工粘土のうちのそれぞれどれに関する文章ですか。それぞれ答えよう。

紙粘土や合成樹脂の粘土。扱いやすいです。
油で練ったもの。そのまま置いておいても固まることがありません。
細かい粒子の土です。乾燥するとひびが入りやすいです。

答え ① 加工粘土 ② 油粘土 ③ 水粘土

3.次の文の( )に適当な語句を入れよう。

粘土は( ① )の上で扱います。そして粘土を扱う際には手も使いますが、それ以外に( ② )を使います。心棒は針金や木材にしゅろ縄や( ③ )ひもを巻いてしっかりと作ります。

こうした縄は粘土の( ④ )をよくするために用います。そして心棒は粘土板にしっかり( ⑤ )します。

粘土のつけはじめは、あまり( ⑥ )いことにはこだわらないで、粘土を心棒にしっかりつけることを優先してつけて行くようにします。

つけた粘土の上に何度もへらで( ⑦ )をし直しながら、修正を加えます。足りないところには粘土をつけ、多いところはへらで( ⑧ )ます。

そして、向きや形、方向などを様々な位置から見て、部分と全体が( ⑨ )するように作っていきます。

粘土を扱うときには基本的に( ⑩ )ぐらいのかたさが一番使いやすいです。油粘土以外は水を加えてかたさを調節します。手にべたべたとついてくる粘土はやわらかすぎです。

製作の途中の像は( ⑪ )を巻きつけて、ビニール袋で覆い密封しておくと乾燥しにくいです。


答え ①粘土 ②へら ③麻 ④つき ⑤固定 ⑥細か ⑦デッサン ⑧削り ⑨調和 ⑩耳たぶ ⑪ぬれた布 

2017年7月9日日曜日

版画を彫ろう

版画はいったん版を彫ると、インクをつけて何枚でも紙に刷ることができます。部分ごとに絵の具の色を変えたり、乾かしながら重ねて刷ることもできます。

版画には木を彫る木版画、塩化ビニル板をニードルで引っかいて描くドライポイント、銅の板にグランドをかけてニードルなどでかき取り、現われた銅を腐食させるエッチングの手法を用いた銅版画、水と油の反発を利用した平版リトグラフ、孔版のシルクスクリーンなど様々な技法があります。それぞれ特徴があり表現の幅も広いです。

今日は木版画について紹介します。木版画は木の平たい板に彫刻刀で彫って作ります。ふつうは凸版として、凸の部分にインクや絵の具をつけて、紙を置きばれんでこすってインクや絵の具を移しとります。

絵を描くのとは味わいが異なり、独特の雰囲気を出すことができます。日本では江戸時代に浮世絵が版画で多色刷りの手法で刷られるようになりました。それ以来、庶民も含めて版画に親しめるようになりました。錦絵といわれたのは鮮やかな多色刷りの浮世絵をそう呼んだからでした。

版木にする木の種類にはそれぞれ特徴があります。
シナ…とても柔らかく、版木によく用いられます。この木をベニアの合板にしたものがよく用いられます。

ホオ…この木も柔らかく、木目が目立たず、微細な表現にも向いています。

カツラ…この木も柔らかで版画に向いています。

サクラ…他よりも堅いですが、版木としては優れていて細かな表現ができます。版木としても長持ちします。

版木に刷る板材は最近は合板(ベニヤ)が多いですが、天然の木を使う場合には、板目板を使います。

輪郭線を残して彫る彫り方を陽刻といいます。白っぽく仕上がります。それに対して輪郭線を彫って周囲を残す手法を陰刻といいます。黒っぽく仕上がります。それぞれのねらいに合わせて手法を選ぶといいです。
陽刻と陰刻
陽刻(左)と陰刻(右)

彫刻刀は主に4種類を使い分けします。

切り出しは、輪郭線を彫ったり、鋭い線を表現したい場合に使います。

平刀は、一度に広い面をほることができます。かすれたような表現、ぼかしなどもあら
 わすことができます。

丸刀は、輪郭が曲線となりやすく軟らかな表現をすることができます。太い丸刀は広い面を彫ることができます。

三角刀は、鋭い線をほることができます。長い直線を彫ることもできます。

単色の木版画の方法を説明します。テーマを決めたら下絵を柔らかい鉛筆(4B程度)で描きます。裏返して版木にこすりつけます。すると鉛筆で描いた下絵を版木に移し取ることができます。その絵に対して、墨入れをします。このとき黒、白のバランスや、つながりを考えて墨入れをします。

そして彫ったあとがわかりやすいように、全体に薄い墨を塗ります。その薄い墨の部分を彫っていきます。彫りがうまくいっているかどうかは、紙を重ねて、柔らかい鉛筆で紙の上からこすってみることで、ある程度判別できます。彫り終わったら、彫った木のかすをよくかたづけてから、刷りの工程に入ります。

インクをローラにまんべんなくつけたら版木にローラーを軽く転がし、凸部にまんべんなくインクをつけます。湿らせておいた紙の角を正確に見当に合わせて重ねます。上からばれんで刷り、中心から外側に向かってまんべんなく刷ります。刷りが薄い場合には一部を重ねたまま、紙を引き上げ、版木にローラーのインクをのせて2度刷りしてもよいです。



色の対比の練習問題

色の対比に関して練習問題を作りました。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢があるときには、正しい方を選ぼう。

さまざまな色は、組み合わせることで、単独の色とは異なる様々な効果が出てきます。

同じ色でも、背景に置いた色によって、感じる彩度、( ① )、色相が異なって見えることがあります。

色どうしの対比をここでは4つあげます。( ② )対比、色相対比、彩度対比、補色対比といいます。いずれもテキストや資料集などに出ていますから、具体例を見ながら読み進めてください。

補色対比を除く、残りの3つの対比では、それぞれ( ③ )色を同じ( ④ )で塗ったとしても、背景で、その色みや明度などが異なって見えます。

明度対比、色相対比、彩度対比については、いずれももとの色が(⑤同じに違って)見えます。

明度対比については、同じ色でも背景の明度が高い方が、明度が(⑥高く 低く)見えます。

色相対比については、同じ色でも背景の(⑦同系色 補色)が混ざるように、色相が変化して見えます。

彩度対比については、同じ色でも彩度の高い背景に置いたほうが鮮やかさが低く見えます。つまり相対的に彩度が(⑧上がる 下がるように見えます。

補色対比については上記の3つと様相が異なります。たとえば赤と青緑は補色の関係です。これは最も引き立てあって、コントラストが(⑨弱く 強く)、背景が鮮やかに見えます。それに対して灰色は、青緑の背景に置くと、わずかですが(⑩青 赤)っぽく見えてきます。


答え ①色相 ②明度 ③同じ ④面積 ⑤違って ⑥低く ⑦補色 ⑧下がる ⑨強く ⑩赤


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中学 美術を ひとつひとつわかりやすく。

2017年7月5日水曜日

レタリングの練習問題

レタリングの基本について学んだら、以下の練習問題で理解できているか確かめましょう。

問1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。

生活の中では様々な文字に囲まれています。それらの文字は見やすいようにデザインされて機能美を持ちます。こうした文字をデザインすることを( ① )といいます。

レタリングにはいくつかの決まりごとがあります。基本的な要素を学ぶと、見やすく訴える力のある文字にすることができます。

レタリングの字体は数多くあります。基本的なものとしては縦横の線の太さに違いのある(A)( ① )と線の太さに違いのない(B)( ③ )があります。「永」の字には点画などがいずれも含まれており「( ④ )」といいます。

明朝体
明朝体とは名前が示すように( ⑤国名 )の明朝に作られた古い文字からデザインした字体です。すっきりとして見えます。
(1)横の線を( ⑥ )く書くのに対し、縦の線は( ⑦ )く書きます。
(2)はねを独特の形にします。
(3)横の線のとめの部分と曲がりの部分に「( ⑧ )」をつけます。
(4)左はらいは先を尖らせますが、右はらいは特有の形になります。

ゴシック体
ゴシック体は点画の太さに差がない字体です。力強く見えます。
(1)縦横関係なく同じ太さで書きます。
(2)はねは明朝体とは異なる独特の形にします。
(3)横の線のとめはつけずに、縦の線のはじめなどには小さく「ウロコ」をつけます。
(4)左払い、ハネなどは太いまま、先をわずかに尖らせます。

いずれの字体についても漢字よりひらがな・カタカナをわずかに( ⑨ )いポイントにするとバランスがとれます。しかもひらがな・カタカナはいずれの文字も正方形には収まらない文字が多いので適宜かたちを調節します。アルファベットのIや数字の1など細い文字の字間は( ⑩ )てバランスよく配置します。


答え ①レタリング ②明朝体 ③ゴシック体 ④永字八法 ⑤中国 ⑥細 ⑦太 ⑧ ウロコ ⑨小さ ⑩詰め

2017年7月1日土曜日

色相環の練習問題

色相環について練習問題をつくりました。いま習っている人は復習に使ってみてください。

1.次の文の( )に適当な語句を入れよう。( )内に選択肢がある場合には正しいほうを選ぼう。

上の図のように、色を色相の違いで順番に(①三角 円)形に並べていくと、元の色に戻ってきます。いずれも(②無 有)彩色で色みの(③遠 近)い色どうしが隣り合っています。この色相の環(わ)のことを( ④ )といいます。

色相環をながめてみましょう。資料集などカラーのものを見ながら読んでいただけるとわかりやすいと思います。

例えば「赤」。この「赤」から円の中心を通って反対側には、何色がありますか?「( ⑤ )」です。そうですね。

このようにちょうど反対側にある色相のことを( ⑥ )色といいます。例えば「( ⑦ )」の補色は、「きみのだいだい」です。だいだいとはミカンの仲間で橙(だいだい)という果実があります。

まさにこの果実の色がだいだい色です。この「きみのだいだい」とは黄色みのあるだいだい色という意味です。

答え ①円 ②有 ③近 ④色相環 ⑤青緑 ⑥補 ⑦青