2017年8月30日水曜日

スケッチをしよう

過ごしやすい季節になってきました。スケッチに最適のシーズンになってきました。

学校でもスケッチをする機会があるでしょう。スケッチについてはこのブログでは以前にも紹介しました。

スケッチは、学校の先生からスケッチのねらいや注意点を授業中に説明されると思います。そのポイントをよく聞いて、必ずその視点で描くように題材を選びます。

自然の風景ばかりでなく、家々が立ち並ぶ様子や、田園風景、道路や商店、働く人々を入れることもあります。さらに学校の中のさまざまな場所やそこで活動する生徒たちを含めて描くこと場合もあります。

このようにそのときどきでテーマや題材があるはずです。自由に描いていいというときには、自分が日頃からここは絵に描くといいなあと見つけておくと探し回らなくていいです。

たいてい、そういった場所のなかから日陰や腰掛けて描くことができる安全な場所を選ぶといいです。車や人通りが多い中で描くことは困難ですし、危険でもあります。そういった場所は避けるべきです。

そして、近景と遠景というふうに、遠いばかりでもなく近くばかりでもない場所は絵としてのバランスもよく、いい構図の絵を描ける可能性があります。

いろいろな視点から風景を眺めてみることをおすすめします。日頃気付きにくい視点から描くと興味深い絵が描けることがあります。


2017年8月29日火曜日

色の説明

姉妹ブログのほうにまとまったものがありましたので、ここで引用します。

美術では色をたくさん使います。絵の具で塗る色だけでなく、映像や、自然の世界での色もさまざまです。色の基本について、美術では以下のようにまとめられます。

色の中で色みのあるものを有彩色といいます。それに対して色みのない、灰色や黒、白などを無彩色といいます。

色には、彩度、色相、明度の3つの要素があります。このことを色の三要素といいます。彩度とは色の鮮やかさのことです。灰色の混じっていない純色が最も彩度が高いです。色相とは色あいのことです。有彩色にはこの色みがあります。明度は色の明るさのことです。

純色に灰色が混ざった色を濁色といいます。純色に白が混ざると明清色、純色に黒が混ざると暗清色といいます。

有彩色を色味が似ているものを並べていくと、一回りして元の色になります。これを色相環といいます。色相環の中でちょうど反対側にある色同士を補色といいます。

色を混ぜてもできない色があります。それを三原色といいます。絵の具などの色料の場合には、(イエロー)、赤紫(マゼンタ)、緑みの青(シアン)が色料の三原色になります。これらを混ぜていくと明度が低くなります。このことを減法混色といいます。

これに対して色光の場合には、(レッド)、(ブルー)、(グリーン)を色光の三原色といいます。これらを混合すると白い光になります。混合で明度が高くなるので、加法混色といいます。