2018年1月6日土曜日

自然の形の構成

自然にあるものをよく観察して、その形のもつ美しさや面白さを捉えてみましょう。

例えばキャベツを縦に大きく切断すると、葉の積み重なった様子を観察することができます。ちょうど木の幹と枝が伸びている様子を真横から見たような姿ともとらえることができます。

またキャベツをうえから見ると、葉が規則正しく積み重なっていることがわかります。幾何学的な模様として捉えることもできます。

また同じくキャベツを横で切断すると葉の積み重なりを今度は横から捉えることができます。ある規則にしたがって葉が何層にも積み重なっている様子を多角形のようにみなすこともできます。

そういった造形を全体や部分で捉えてみます。その興味を持った部分について、単純化したり、強調を加えたりして、造形をデザインします。これを構想といいます。

そして、下書きをさらに発展させて着色してみましょう。みたとおりの色である必要はありません。むしろ自分が強調させたい、興味をもったところをはっきりさせたいのであれば、アクセントとなる色を決めて、自分なりの色どりで塗ってみるといいです。

表現の方法を工夫するには次のような方法があります。

(1)直線を使って単純に描いてみる。
(2)円や多角形などを中心にまとまりをもった表現にしてみる。
(3)輪郭線で描いてみる。
(4)実物をそのままスケッチしてみる。

このような工夫(あるいはそれぞれを組み合わせる)によりデザインをします。


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